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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 ブラウン, フレドリック"

Category: 海外作家 ブラウン, フレドリック    08 31, 2019
フレドリック・ブラウン『アンブローズ蒐集家』(論創海外ミステリ)
 フレドリック・ブラウンの『アンブローズ蒐集家』を読む。全部で七作ある〈エド・アンド・アム・ハンター〉シリーズの第四作で、他の六作はすべて創元推理文庫から出ており、なぜかこれまで邦訳されていなかった最後の作品である。 こんな話。スターロック探偵社に探偵として勤めながら、二人で暮らしているアム(アンブローズ)・ハンターとその甥のエド・ハンター。ある日、依頼人との面談に出かけたアムが消息を絶ち、社長の...

Category: 海外作家 ブラウン, フレドリック    03 17, 2019
フレドリック・ブラウン『ディープエンド』(論創海外ミステリ)
 フレドリック・ブラウンの『ディープエンド』を読む。先日読んだアルレーもそうだったが、フレドリック・ブラウンもまともに読むのは実に久しぶりである。しかも本作は短編集やSFではなく、ノンシリーズの長編ミステリというのがちょっと嬉しい。 まずはストーリー。一週間の休暇を翌日に控えた新聞記者サム・エヴァンズ。しかし本来なら休暇を共に過ごすはずの妻とは関係が冷え切っており、友人たちと釣りに行く予定だった。そ...

Category: 海外作家 ブラウン, フレドリック    01 10, 2006
フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』(早川書房)
 忙しい割には本を読み続け、こうして日記も書いているわけなので、まだ、本当に忙しいわけではなさそうだ。といってもこの日記を書いているのは仕事で朝帰りの早朝なのだが。 読了本はフレドリック・ブラウンの『さあ、気ちがいになりなさい』。新装版異色作家短編集の目玉のひとつといってよいのかな。ブラウンは日本でもかなりの訳書が出ているから、さすがにスタージョンほどのありがたみはないにせよ、こうして本書が読める...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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