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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター"

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    12 26, 2005
ジョン・ディクスン・カー『バトラー弁護に立つ』(ハヤカワミステリ)
 とりあえずジョン・ディクスン・カー邦訳全作読破をめざしているのに、ここ数ヶ月というものさっぱりご無沙汰。それというのも家の本を少し整理したときに、カーの積ん読分がどこかへいってしまい、まったく所在がわからなくなってしまったのである。そんなとき、ネットオークションでたまたま落札できたのが『バトラー弁護に立つ』。実に久々のカー読了とあいなった。 本作の主人公はフェル博士やH・M卿ではなく、『疑惑の影』...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    01 26, 2005
カーター・ディクスン『貴婦人として死す』(ハヤカワ文庫)
 カーター・ディクスンの『貴婦人として死す』読了。 大学教授の妻、リタ・ウェインライトは情熱的な女性だった。二十余りも年上の夫とでは満たされることがなく、若い男と不倫を繰り返す日々が続いていた。そして無名の俳優バリー・サリヴァンが村に現れたとき、彼女はまたも恋に落ちる。いつしか人目を忍ぶ関係となった二人は駆け落ちするかにみえたが……。二日後、二人は殺人事件の被害者となって発見されたのだった。 今回、...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    07 18, 2004
カーター・ディクスン『墓場貸します』(ハヤカワ文庫)
 三連休だというのにフルに仕事。おまけに連休直前の金曜は朝まで仕事をしている。いったい何なんだろうか。 本日の読了本はカーター・ディクスンの『墓場貸します』。かのヘンリー・メルヴェール卿がアメリカに渡って活躍するという異色作。 HM卿の渡米の目的はワシントンでの公用にあったが、旧友の実業家マニングから謎解きの挑戦を受け、ニューヨークにあるマニング邸へ向かうというのがことの発端。だが、マニング家の歴史...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    06 03, 2004
カーター・ディクスン『殺人者と恐喝者』(原書房)
 本日の読了本は、先日めでたく復刊の運びとなったカーター・ディクスンの『殺人者と恐喝者』。カー全盛期のものとしては唯一絶版になっていた本作だが、当時、論議を巻き起こした作品としても知られていたので、読む前はトンデモ系かとも思っていたのだが……いやいや、悪くないじゃないですか。 本作の肝は2種類のトリック。正直言ってそのうちの物理的トリックはやや腰砕けの感がないでもないが、論議を呼んだというもうひとつ...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    05 13, 2004
カーター・ディクスン『青銅ランプの呪』(創元推理文庫)
 エジプトの遺跡から発掘された青銅のランプ。そのランプには持ち主が消失するという呪いがかけられていた。しかし、発掘した考古学者セヴァーン卿やその娘のヘレンはそんな噂を信ずることなく、ヘレンはイギリスに持ち帰ることにする。そしてヘレンが自宅に入った瞬間、彼女の姿は忽然と消失してしまったのだ……。 カーター・ディクスンの『青銅ランプの呪』は人間消失をテーマにした作品だ。カーがエラリー・クイーンと一晩語り...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    03 29, 2004
カーター・ディクスン『パンチとジュディ』(ハヤカワ文庫)
 カーター・ディクスン『パンチとジュディ』読了。 結婚式を明日に控えたケン・ブレイクは、英国情報部の元上司であるヘンリー・メルヴェル卿に突然呼び出され、ドイツの元スパイの屋敷に潜入しろという命令を受ける。その元スパイが、国際指名手配中の怪人物Lの正体を明かすといってきたため、真偽のほどを確かめろというのだ。しぶしぶ屋敷に向かったケンだったが、そこで目にしたものは元スパイの死体だった。 導入部のケン...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    01 16, 2004
カーター・ディクスン『かくして殺人へ』(新樹社)
 明日は東京にも雪が降るらしいが、さすがに一月に入ってからは寒い日が続く。夜ベッドに入って読書するときにも、布団から出ている手がかじかむこともあり(仰向けになって読んでいるので)、なかなか苦行に近いものがある今日この頃。だが暑いよりは遙かに読書に集中できるのはなんでだろう? 本日の読了本はカーター・ディクスンの『かくして殺人へ』。 女流作家としてデビューしたばかりのモニカは、運良く映画の脚本を任さ...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    01 10, 2004
カーター・ディクスン『孔雀の羽根』(創元推理文庫)
 久々のカーである。読む読むと書いておきながら、去年はたった六冊、一昨年は十三冊とかなりトホホな数字。今年こそは全冊読破といきたいが、まだ二十五、六冊は残っているはずなのでやっぱ無理か。こればっかり読んでりゃ二ヶ月でなんとかなるだろうが、絶対あきるに決まってるし(笑)。 警察が監視する空き家で、一人の男が射殺された。すぐに踏み込んだ警察だったが犯人の姿は影も形もなく、後に残されたのは死体、凶器の拳...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    09 09, 2003
カーター・ディクスン『九人と死で十人だ』(国書刊行会)
 こういうのも「嵐の山荘」ものといってよいのかな。 カーター・ディクスンの『九人と死で十人だ』は、第二次大戦中、ドイツの潜水艦攻撃という危険にさらされながらアメリカからイギリスへ向かう貨物船を舞台にしたミステリ。いつものファースは陰を潜め、カーの作品中でもとりわけシリアスな一品である。 物語はすべて船内での出来事であり、その限定された空間での殺人劇は、戦争というもうひとつの緊迫感とも相まって、一種...

Category: 海外作家 カー, ジョン・ディクスン、ディクスン, カーター    05 13, 2003
ジョン・ディクスン・カー『剣の八』(ハヤカワミステリ)
 本日の読了本はカーター・ディクスンの『剣の八』。 スタンディッシュ大佐の家では、近頃奇妙な出来事が立て続けに起こっていた。ポルターガイストは発生するわ、犯罪マニアの主教は階段を滑り降りるわ、牧師はインク壷を投げられるわでてんてこ舞いである。おまけにトドメとばかり、離れに居候していた男がピストルで撃たれて死んでいるのが発見される。死体の近くには八つの剣が描かれたタロットカードが……。 カーの作品とし...

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Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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