Posted in "海外作家 クリスピン, エドマンド"
- Category: 海外作家 クリスピン, エドマンド 03 09, 2014
- エドマンド・クリスピン『列車に御用心』(論創海外ミステリ)
- エドマンド・クリスピンの短編集『列車に御用心』を読む。 Beware of the Trains 「列車に御用心」Humbleby Agonistes「苦悩するハンブルビー」The Drowning of Edgar Foley「エドガー・フォーリーの水難」Lacrimae Rerum 「人生に涙あり」Within the Gates「門にいた人々」Abhorrèd Shears「三人の親族」The Little Room「小さな部屋」Express Delivery 「高速発射」A Pot of Paint「ペンキ缶」The Quick Brown Fox 「すばしこ...
- Category: 海外作家 クリスピン, エドマンド 11 17, 2005
- エドマンド・クリスピン『大聖堂は大騒ぎ』(国書刊行会)
- ボジョレー・ヌーヴォー解禁。さっそく1本空けてみたが、今年は当たり年という前評判どおり、なかなかさっぱりしていて美味しい。とはいうものの、実はワインの善し悪しというのがもうひとつピンと来ない(笑)。日本酒やビール、ウィスキーなら多少は自信があるのだけれど、なぜかワインは駄目なのだ。もちろん味の好き嫌いはあるのだけれど、それがそのままワインの出来に直結しない。つまり1000円のワインでも大変美味しく飲...
- Category: 海外作家 クリスピン, エドマンド 07 01, 2004
- エドマンド・クリスピン『白鳥の歌』(国書刊行会)
- エドマンド・クリスピンの『白鳥の歌』読了。 オックスフォードで催される歌劇の初日を間近に控え、稽古も佳境を迎えていた……はずだったが、主役のショートハウスは歌手としては一流ながら、人間的には最低レベル。指揮者や作曲家の兄、恋敵の歌手などなど様々なトラブルを巻き起こし、開幕すら危ぶまれる状態だった。そんなある夜、歌劇場の楽屋でショートハウスの首吊り死体が発見される。事件の解明に乗りだしたお馴染みのフ...
- Category: 海外作家 クリスピン, エドマンド 08 09, 2002
- エドマンド・クリスピン『永久の別れのために』(新樹社)
- 本日の読了本は、エドマンド・クリスピン『永久の別れのために』。 正直言って、管理人のなかではいまひとつクリスピンの持つ作品イメージが希薄である。『消えた玩具屋』『お楽しみの埋葬』『愛は血を流して横たわる』『金蝿』あたりは一応読んではいるが(『白鳥の歌』は長らく積読)、どうにも印象が薄い。悪いのではなく“薄い”のだ。クリスピンの作風と言えば、ユーモアを前面に押し出したスラップスティック風な展開とか、...