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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 国枝史郎"

Category: 国内作家 国枝史郎    07 04, 2015
国枝史郎『犯罪列車』(未知谷)
 最近、本屋を覗く機会が減ってしまい(新刊書店も古書店も)、ネット書店に頼ることが多くなっている。ただ、買おうと決めた本だけ買っている分にはいいのだが、ついついネットサーフィンで予定外のものまで買ってしまうのには困ったものだ。まあ、リアル書店でもこれは一緒か(笑)。 最近のお買い物は盛林堂さんからはすっかり買い逃していた甲賀三郎とか押川春浪。あとは迷ったけれども藍峯舎さんという小さな版元さんから横...

Category: 国内作家 国枝史郎    11 06, 2005
国枝史郎『国枝史郎探偵小説全集』(作品社)
 あまりのサイズで通勤のお供にすることもできず、夜寝る前にこつこつ読み進めてきた一冊をようやく読み終える。国枝史郎の『国枝史郎探偵小説全集』だ。 いやいや、これはいいですね。国枝史郎がこんなに探偵小説を書いていたことも驚きだが、それがしっかり探偵小説の体裁をとっていることに驚く。とはいっても、あくまで重要視されるのはテーマであり、トリックやロジックというものに関して、ほとんどこだわりはない。乱歩が...

Category: 国内作家 国枝史郎    08 28, 2005
国枝史郎『沙漠の古都』(桃源社)
 iPodのケースが欲しくて、ここ数日ネットで調べていたのだが、代官山のDiralというお店でなかなか良さげな革製のものを発見。休日の今日、車を飛ばして物をゲットする。なぜかミニチュアカー専門店でランボルギーニ・イオタまで買ってしまい、物欲を満たして帰宅。 近々、作品社から『国枝史郎探偵小説全集』というものが出版されるそうだ。全集といっても1巻本だが、ミステリ作品23篇の他に評論やエッセイも34篇を収録している...

Category: 国内作家 国枝史郎    02 16, 2004
国枝史郎『国枝史郎ベスト・セレクション』(学研M文庫)
 国枝史郎の『国枝史郎ベスト・セレクション』読了。 これを読んでしまったら、手軽に読める国枝史郎の持ち駒が無くなっちゃうので結構悩んでいたのだが、結局誘惑に負けて読んでしまう。未知谷のやつはさすがに通勤には向かないしなぁ(笑)。通勤用に講談社から出た文庫版全集を読む手もあるが、如何せん、そっちはまったく持ってないのでどうにもならん。「八ケ嶽の魔神」「妖虫奇譚高島異誌」「弓道中祖伝」「日置流系図」「...

Category: 国内作家 国枝史郎    02 13, 2004
国枝史郎『八ヶ嶽の魔人』(講談社大衆文学館)
 京都日帰り出張。京都滞在時間三時間。研修の翌日だけにひたすら疲れる。 それでも車中で国枝史郎は何とか読了。『神州纐纈城』、『蔦葛木曽棧』と並んで国枝史郎の三大伝奇長篇と謳われる『八ヶ嶽の魔人』である。 かつて秘峰八ヶ嶽を舞台に、一人の姫をめぐる兄弟の対立があった。その確執と凄惨な結末は、やがて兄弟の末裔による山窩族と水狐族という二つの民の争いを招き、さらには時空を越えて、呪われたヒーロー鏡葉之助...

Category: 国内作家 国枝史郎    02 08, 2004
国枝史郎『蔦葛木曽棧(下)』(講談社大衆文学館)
 DVD『ターミネーター3』をレンタルにて鑑賞。シリーズ第一作はかなり思い入れがあるが、2や3はもうそこそこ楽しければいいやって感じ。2はまだビジュアル的に見るべきものがあったが、本作はストーリーやSF的整合性はもちろん、ビジュアル的にも2に比べてどうかいなというところ。もう続編は止めてほしいっす。 国枝史郎の『蔦葛木曽棧(下)』読了。 ううむ、一気に読もうと思っていたが、仕事の都合でけっこう手間取ってしま...

Category: 国内作家 国枝史郎    02 05, 2004
国枝史郎『蔦葛木曽棧(上)』(講談社大衆文学館)
 個人的に国枝史郎週間がスタートしたようで、またもや大衆文学館から『蔦葛木曽棧(上)』を引っ張り出してくる。最初は先日の『神州纐纈城』よりは破天荒さが少ないかと思っていたが、読み進むうち個性的な人物たちが連鎖のごとく登場してきて、あっという間に物語の奔流に押し流される。下巻も楽しみ。...

Category: 国内作家 国枝史郎    02 03, 2004
国枝史郎『神州纐纈城』(講談社大衆文学館)
 節分。会社の近所のコンビニエンスストアでは太巻き寿司を一気に売らんがため、太巻き寿司を買った人にはもれなくペットボトル入りのコーヒーを無料でサービスしている。そのサービスは評価できるが、何故ゆえにコーヒー? いつ読もうかと思っていた国枝史郎。未知谷の国枝史郎伝奇全集を買っていながら、かつて読んだのはいくつかのアンソロジーに収められているいくつかの中短編のみ。恥ずかしながら完全未読猫に小判状態だっ...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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