Posted in "海外作家 エバハート, ミニオン・G"
- Category: 海外作家 エバハート, ミニオン・G 05 14, 2023
- ミニオン・G・エバハート『夜間病棟』(論創海外ミステリ)
- ミニオン・G・エバハートの『夜間病棟』を読む。いわゆるHIBK派を代表する作家で、個人的にはあまり得意なジャンルではないのだけれど、エバハートだけは例外。いつも渋々読み始めて、終わってみると意外に満足していることが多い。 サスペンスは元々お手のものだし、それに加えてプロットや設定が本格並にしっかりしている点がいいのだろう。そもそもHIBK派はやりすぎというか、サスペンスやゴシックロマンに注力しすぎて必然...
- Category: 海外作家 エバハート, ミニオン・G 03 04, 2021
- M・G・エバハート『暗い階段』(湘南探偵倶楽部)
- M・G・エバハートの『暗い階段』を読む。かつて六興キャンドル・ミステリーズの一冊として刊行されたものの復刻版である。 この六興キャンドル・ミステリーズというのがキモで、全十三巻とそれほど多くはないのだが、なかなか渋いラインナップとこれでしか読めないものが多かったことから、古書やオークションで滅法高く取引される叢書である。 今ではかなり文庫化されたりして手軽に読めるものも増えたが、それでもオークショ...
- Category: 海外作家 エバハート, ミニオン・G 10 06, 2020
- ミニオン・G・エバハート『嵐の館』(論創海外ミステリ)
- ミニオン・G・エバハートの『嵐の館』を読む。管理人の苦手なHIBK派(Had I but Known=もし知ってさえいたら派)のロマンティック・サスペンス。あまりにベタな邦題も気になってしまい、読む前からいやなイメージしかなかったのだけれど、読んでみるとこれが意外に楽しめたので驚いた。 ちなみに過去にアップしたエバハート作品の感想(『死を呼ぶスカーフ』、『スーザン・デアの事件簿』)を見てみたのだが、どちらの記事でも...
- Category: 海外作家 エバハート, ミニオン・G 02 11, 2019
- ミニヨン・G・エバーハート『スーザン・デアの事件簿』(ヒラヤマ探偵文庫)
- なんとか復調の兆し。土曜に復調したかと思ったら、そこからまた38度に戻り、本日ようやく平熱に戻る。明日から仕事に復帰するが、これでまたぶり返したらどうしよう。 ミニヨン・G・エバーハートの短編集『スーザン・デアの事件簿』を読む。 海外ミステリであれば、どんなジャンルも好き嫌いなく楽しめる管理人だが、強いていえばHIBK派とコージーミステリだけは何となく苦手である。ミニヨン・G・エバーハートもHIBK派を代表...
- Category: 海外作家 エバハート, ミニオン・G 09 13, 2005
- ミニオン・G・エバハート『死を呼ぶスカーフ』(論創海外ミステリ)
- 論創社の海外ミステリ『死を呼ぶスカーフ』読了。M・R・ラインハートに続くアメリカのHIBK派の女流作家、ミニオン・G・エバハートによる一冊。 ファッション・モデルとして成功したイーデンは、故郷に住む親友のエイヴェリルから結婚式に招かれる。エイヴェリルの婚約者ジムはエンジニアであり、結婚式の前日には彼の開発した新型エンジンのお披露目も行われるという。ところが当日、その新型エンジンを搭載する飛行機が墜落し...