Posted in "海外作家 ウッドハウス, P・G"
- Category: 海外作家 ウッドハウス, P・G 08 01, 2005
- P・G・ウッドハウス『よしきた、ジーヴス』(国書刊行会)
- 『ジョン・ディクスン・カーの毒殺百録』を翻訳して自費出版された平野氏から、二冊目の訳書となる『ジョン・ディクスン・カーの世界』が届く。しかもハードカバーの立派な装丁じゃないですか。しっかりバーコード等も入り、発行元が創英社、発売元が三省堂とある。ついに商業出版されたかと思いきや、創英社というのは三省堂のなかの自費出版を扱う子会社らしく、そこのシステムを利用されたようだ。ううむ、自費出版にしてもこ...
- Category: 海外作家 ウッドハウス, P・G 06 24, 2005
- P・G・ウッドハウス『比類なきジーヴス』(国書刊行会)
- P・G・ウッドハウスの『比類なきジーヴス』を読む。ウッドハウスは伝統的英国ユーモア小説の原点とも称されるほどの作家だが、読むのはこれが初めてである。本国ではシェイクスピアと同格で語られることも少なくないらしく、ウッドハウスの作品そのものがすでに教養の一部であるらしい。 とまあ、そんな能書きは知らなくとも、この小説は単純に楽しめる。 主人公は高等遊民的な青年バーティーと、その執事ジーヴス。バーティー...