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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 コナリー, マイクル"

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    11 19, 2023
マイクル・コナリー『正義の弧(下)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『正義の弧』上下巻読了。 ううむ、これはまた、いろいろとぶっ込んできたな(笑)。ただ、ストーリー上での衝撃はそれなりにあるけれども、どうにも描き方として浅いし、そもそも警察小説やハードボイルドとしては凡庸な出来だ。▲マイクル・コナリー『正義の弧(下)』(講談社文庫)【amazon】 まずミステリとしてみた場合、つまり警察小説やハードボイルドとしての評価になるが、女子高生殺人事件と一...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    11 17, 2023
マイクル・コナリー『正義の弧(上)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『正義の弧』をとりあえず上巻まで。前作『ダーク・アワーズ』に続いて、ハリー・ボッシュとレネイ・バラードの共演作である。▲マイクル・コナリー『正義の弧(上)』(講談社文庫)【amazon】 前作で警察を辞めることになったレネイ・バラードは、ボッシュのパートナーとして私立探偵になる寸前だったが、ラストで再び警察に戻るよう本部長に懇願される、というところで幕を下ろしている。 本作はそれか...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    03 19, 2023
マイクル・コナリー『ダーク・アワーズ(下)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『ダーク・アワーズ』読了。夜勤専門刑事レネイ・バラードと元ロス市警刑事のハリー・ボッシュの共演作で、ボッシュの出番も少なくはないのだが、描写のスタイル的にも内容的にも、完全にレネイ・バラードの物語であった。  前巻の記事でも書いたとおり、今回はバラードがレイプ事件と年越しの夜に起こった殺人事件の両方を追うというストーリーなのだが、そこにはロス市警の腐敗が大きく絡んでおり、バラ...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    03 17, 2023
マイクル・コナリー『ダーク・アワーズ(上)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『ダーク・アワーズ』をとりあえず上巻まで読む。深夜勤務の刑事レネイ・バラードと元ロス市警刑事にして、今は私立探偵となったハリー・ボッシュの共演作である。 コナリー作品の邦訳としては、おそらくこれが三十六作目。そのほとんどが上下巻だから本棚には七十冊近くのコナリー作品が並んでいる。よくこれだけ続いているなと感心するばかりだが、飽きずに読むほうも読むほうである。ハードボイルド路線...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    12 18, 2022
マイクル・コナリー『潔白の法則 リンカーン弁護士(下)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『潔白の法則 リンカーン弁護士(下)』を読む。 殺人容疑で逮捕されたリンカーン弁護士ミッキー・ハラーは、ハリー・ボッシュやチームの面々、そして別れた妻たちの援護もあり、保釈を勝ち取り、着々と訴訟の準備を進めてゆく。しかし検察側の攻撃は容赦なく、ハラーは再逮捕されたばかりか拘置中に命を狙われ……。  とりあえず満足。個人的には最近のコナリーの作品では、ボッシュものよりリンカーン弁...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    12 16, 2022
マイクル・コナリー『潔白の法則 リンカーン弁護士(上)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『潔白の法則 リンカーン弁護士』をとりあえず上巻まで。 ボッシュと並ぶシリーズキャラクターのリンカーン弁護士・ミッキー・ハラーものである。コナリーの作品も最近は年二回ほどのペースで出るし、シリーズキャラクターが他のシリーズでも顔を出したりするから、あまり意識しなかったのだけれど、考えるとハラーの主演はけっこう久しぶりだ。  勝訴祝いのパーティー帰りだったハラーは、パトカーに停...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    07 05, 2022
マイクル・コナリー『警告(下)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『警告』下巻を読了。 今は消費者問題を中心に扱うニュースサイトで働くジャック・マカヴォイ。過去に関係を持った女性がデジタルストーカーの犠牲者となり、自らも容疑者となったことから調査を開始。するとDNAビジネスのセキュリティ問題が発掘、そればかりかデータを悪用した連続殺人犯の存在が浮かび上がる。マカヴォイは会社の仲間や元FBI捜査官だったレイチェル・ウォリングと共に調査を続けるが……。...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    07 02, 2022
マイクル・コナリー『警告(上)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『警告』をとりあえず上巻まで。ボッシュやハラーものではなく、お久しぶりのジャック・マカヴォイを主人公にした作品である。  『ポエット』や『スケアクロウ』では若々しかったマカヴォイも本作では五十代。小さなネットニュース会社で記者を務めてはいるが、人間的にはさほど成長も見られず、決して順風満帆というわけではない。 そんな彼が一夜を共にした行きずりの相手が殺害され、マカヴォイは容疑...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    11 01, 2021
マイクル・コナリー『鬼火(下)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの『鬼火』を読む。 内容に入る前に少し注文を書いておく。これは以前にも一度書いたと思うのだが、コナリーの作品を上下巻にするのはそろそろ辞めましょうよ、講談社さん。分厚い作品なら仕方ないけれど、この程度で二分冊にするのは読者にとって不便でしかないし、上巻でやめる一見さんもいるかもしれない。二分冊にしないと儲からないのであれば、一冊でその分の定価をつければいいのである。どうぞご一考...

Category: 海外作家 コナリー, マイクル    10 30, 2021
マイクル・コナリー『鬼火(上)』(講談社文庫)
 マイクル・コナリーの翻訳作品としては三十三作目、ボッシュ・シリーズとしても二十四作目になる『鬼火』を上巻まで読み終える。ボッシュものではあるが、夜勤刑事レネイ・バラードとのダブル主人公ものでもある。 まず驚かされるのは、ボッシュ自身の体調の問題である。年齢的な衰えや怪我の影響もあり、以前のような活躍が難しくなっているのは前作あたりから顕著になっているが、本作では更なる試練が与えられる。 いよいよ...

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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