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 本日より一泊二日で人間ドック。今回は会社が張り込んでくれて、かなり豪華版の人間ドックである。しかしガンとか動脈硬化とかそういう系統はいいのだが、エイズチェックまであるのはいかがなものか。私、疑われるようなことはしておりません(T_T)。
 ところで検診の数は多いものの、さすがに二日に分けてやるので、本日分は意外に早く終了。かといって食事は早い時間に済ませなければならないし、酒もダメ。要は宿泊先のホテルでおとなしくしてるだけなのだが、あまりこういう機会もないのでゆっくり読書。

 というわけでアレックス・アトキンスンの『チャーリー退場』を読了する。
 『チャーリー退場』はかつて東京創元社からクライムクラブの一冊として出されていたもの。古書で買うとそれなりのお値段なので、今回新訳で刊行されたことはとりあえずめでたい。まあ、これまで長らく放置されていたわけであるから、中身はイマイチでは、という不安もあったが、実際に読んでみるとなかなかどうして。

 ひとことで言うなら、ビックリするほどオーソドックスな本格ミステリである。
 芝居終了直後に起こった劇場での主演男優殺人事件という導入こそ派手なのだが、その後の捜査の過程や登場人物の描写などはいたって地味。とはいえ適度なユーモアと緊張感のバランス、巧みな伏線などがきれいにまとまり、けれん味のない非常に好感の持てる読み物といえるだろう。ミステリプロパーではない著者が書いたとは思えないほど上手くまとまった作品だ。
 ただ、逆にいうと、せっかく本職ではない著者が書いたのだから、もう少しミステリとしての冒険があってもよいのにとは思う。贅沢な注文だろうか?


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌



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