Posted in "海外作家 キング, スティーヴン"
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 01 06, 2004
- スティーヴン・キング『不眠症(下)』(文藝春秋)
- スティーヴン・キングの『不眠症(下)』読了。 いやいや、やっぱりキングです。上巻では濃密な描写の連続で少々かったるかったが、下巻はほぼ一気に読ませるアップテンポな展開。刊行当時は「老人版IT」などと評されていたようだが、確かに普通の老人が不思議な力を得て、仲間と共にダークサイドに立ち向かうというのは、「IT」そのもの。まず文句なしに楽しめるキング節全開の快作といえるだろう。 ただし。ただしである。ク...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 01 04, 2004
- スティーヴン・キング『不眠症(上)』(文藝春秋)
- 判型がでかい上に分厚すぎるゆえ、どうしても後回しになるキングの新刊。『不眠症』も長らく積ん読だったが、正月休みを利用してついに着手することにした(といっても休みは今日で終わりだが)。 主人公は日ごとに睡眠時間が短くなっていくという奇妙な不眠症に悩まされる老人。そして、それと平行して彼の周囲で奇妙な事件が起き始める……。 相変わらずキングの書き込みが半端ではなく濃く、上巻では先述した主人公周辺の動き...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 10 14, 2002
- スティーヴン・キング『ドラゴンの眼(下)』(アーティストハウス)
- スティーヴン・キング『ドラゴンの眼(下)』読了。 剣と魔法とドラゴンの正当派ファンタジーだが、実は読む前にひとつ気になることがあった。この作品は本当に愛娘のために書いた子供向けの作品なのか、ということである。というのも表面的にはジュヴナイルを装っていても、その実体はある種の毒と批判を含む大人のための物語、という作品も世の中にはごまんとあるからだ。第一キングはもともとダークファンタジーとも言うべき...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 10 13, 2002
- スティーヴン・キング『ドラゴンの眼(上)』(アーティストハウス)
- キングが愛娘のために書いたという唯一のジュヴナイル、『ドラゴンの眼(上)』を読む。ちょっと前半はあざとい感じもするが、詳しくは下巻読了時に。...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 02 23, 2002
- スティーヴン・キング『ファイアスターター(下)』(新潮文庫)
- 本日も出勤。久しく休みらしい休みをとっていない気がする。休みとかいっても徹夜明けとかばっかり。昼間寝てしまったら終わりじゃん。 本日の読了本はスティーヴン・キング『ファイアスターター(下)』。 まあまあ面白かったけれど、いろいろ不満もあるなぁ。 上下巻とはいえ、最近の作品ほどのボリュームはないので、ずいぶんすっきりした印象を受ける。ただしキングの場合、総じて初期の作品ほど構成がしっかりしているも...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 02 21, 2002
- スティーヴン・キング『ファイアスターター(上)』(新潮文庫)
- 本日の読了本はスティーヴン・キング『ファイアスターター(上)』。 ホラー界の大御所キングは全作読みたい作家の一人だが、初期の読み残しがけっこうある。その落ち穂拾いの一冊。 詳しい感想は下巻読了後になるが、主人公の少女チャーリーがその超能力を発揮するまでの盛り上げ方は圧巻。やはりキングは面白い面白すぎる。ああ、早く下巻を読まねば。...
- Category: 海外作家 キング, スティーヴン 01 01, 2002
- スティーヴン・キング『小説作法』(アーティストハウス)
- 将来のホームページ開設に向けて、今日から日記をつけることにする。しかし日記をつけるなんて小学生時代の絵日記以来。おまけに人に見せることを前提にした日記なので、どういうふうに書いていけばいいのか、ちょいと悩んだりもしたが、ま、いいや。基本的には買った本、読んだ本を中心にして、それにミステリに関する雑感などをだらだら書いていくしかないか。 さて記念すべき最初の一冊は、スティーヴン・キング作『小説作法...