Posted in "海外作家 アフォード, マックス"
- Category: 海外作家 アフォード, マックス 07 18, 2022
- マックス・アフォード『闇と静謐』(論創海外ミステリ)
- マックス・アフォードの『闇と静謐』を読む。『魔法人形』、『百年祭の殺人』に続き、我が国では三作目の紹介となる。まずはストーリーから。 BBCのラジオでミステリドラマの特番が収録されることになり、その見学に招待されたスコットランドヤードのリード警部と、友人の数学者にして素人探偵のジェフリー・ブラックバーン。新施設のお披露目もあって大混雑の局内だったが、追い討ちをかけるように機材の不具合や俳優のいざこ...
- Category: 海外作家 アフォード, マックス 06 18, 2016
- マックス・アフォード『百年祭の殺人』(論創海外ミステリ)
- オーストラリアのディクスン・カーと異名をとるマックス・アフォードの処女長編『百年祭の殺人』を読む。先ごろ、同じ論創海外ミステリから『静謐と闇』も出てしまったので、そろそろ消化どきかなということで。 こんな話。マートン判事がアパートメントの一室で刺殺され、右耳が切り取られるという事件が起こる。その猟奇的な犯行もさることながら、現場が密室であることもまた警察を悩ませた。捜査に当たったリード主席警視は...
- Category: 海外作家 アフォード, マックス 10 19, 2003
- マックス・アフォード『魔法人形』(国書刊行会)
- マックス・アフォードの『魔法人形』読了。お馴染み国書刊行会は世界探偵小説全集からの一冊である。作者のマックス・アフォードは「オーストラリアのカー」 の異名をとる本格派。その著作は多くないが不可能興味に特化した作風で、世界中の密室ミステリファンが探求し続けている幻の作家ということだ。『魔法人形』はそんな著者の代表作。もちろん本邦初紹介となる。 悪魔学研究家のロチェスター教授。そもそもの発端は、彼の...