Posted in "海外作家 ケネディ, ミルワード"
- Category: 海外作家 ケネディ, ミルワード 10 01, 2016
- ミルワード・ケネディ『霧に包まれた骸』(論創海外ミステリ)
- 読んでも読んでも積ん読が減らない論創海外ミステリを本日も読了。ものはミルワード・ケネディの『霧に包まれた骸』。 著者のミルワード・ケネディはイギリスの本格黄金時代の作家。著作がそこそこある割に、我が国では紹介もほとんどされず、長らく幻の作家の一人であったが、国書刊行会の「世界探偵小説全集」の一冊として刊行された『救いの死』、新樹社から出た『スリープ村の殺人者』で多少はその存在が知られるようになっ...
- Category: 海外作家 ケネディ, ミルワード 04 11, 2009
- ミルワード・ケネディ『スリープ村の殺人者』(新樹社)
- ミルワード・ケネディの『スリープ村の殺人者』を読む。著者はオーソドックスな謎解き探偵小説も書くけれど、クセのあるシニカルな探偵小説もいろいろと書いていた人。 かつて国書刊行会から刊行された『救いの死』はシニカル系の代表作で、ここまで意地の悪い探偵小説を書ける人もそうそういないだろうという、決して万人向けとはいえない内容だった。本日読んだ『スリープ村の殺人者』はオーソドックスな謎解き系の代表作。さ...
- Category: 海外作家 ケネディ, ミルワード 10 02, 2002
- ミルワード・ケネディ『救いの死』(国書刊行会)
- もう十月である。年をとると一年の経つのが早いが、今年はまたとりわけ早い。加速度的に老化への道を進んでいるような気がして、なんとなくあせる。 本日の読了本はミルワード・ケネディの『救いの死』。おなじみ国書刊行会の「世界探偵小説全集」からの一冊である。なかなか読後に考えさせられる作品というか怪作というか。本格は本格だが、これはけっこう好き嫌いが分かれる作品だろう。 気になってネット上の感想をいくつか...