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 光文社文庫の『甦る推理雑誌10「宝石」傑作選』読了。このシリーズもようやくすべて読むことができた。それにしてもさすが「宝石」、掉尾を飾るにふさわしいラインナップである。まとまった作品集を手に入れにくい作者ばかりが並べられ(現在、作品が容易に読めるのは朝山蜻一と飛鳥高ぐらいだろう。それにしたって両名とも2冊ずつぐらいで、読めない作品の方がはるかに多い。古書では藤村正太が比較的入手しやすい方か)、しかも採られている作品はレアなものばかり。とりわけ女流作家が目立つが、個人的には宮野叢子と大倉てる子の作風が好みなので、この両者が読めるだけでも嬉しい。
 しかし、この時代は、まだまだ「探偵小説」という言葉がしっくりくる時代だったのだなあと痛感する。作品に漂う澱んだ空気、いや、香気とでもいおうか。これが現代のミステリと決定的に違うのだ。そして探偵小説の魅力は、確かにそこにある。

岩田賛「ユダの遺書」
川島郁夫(藤村正太)「或る自白」
朝山蜻一「白日の夢」
宮野叢子「薔薇の処女」
岡村雄輔「暗い海白い花」
飛鳥高「孤独」
大倉てる子「まつりの花束」
阿知波五郎「科学者の慣性」
山沢晴雄「神技」
錫薊二「ぬすまれたレール」
坪田宏「緑のペンキ罐」
明内桂子(四季桂子)「最後の女学生」
深尾登美子「蛸つぼ」


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 木曜は取引先の編集長と忘年会、金曜は朝まで仕事、本日は大掃除の第一弾。へろへろ。

 読了本は光文社文庫の『甦る推理雑誌9「別冊宝石」傑作選』。このシリーズもすでに三期の「名作で読む推理小説史」がスタートしているが、やはりインパクトは「幻の探偵雑誌」や「甦る推理雑誌」にはかなわない。本作はタイトルどおり、あの「別冊宝石」からのアンソロジーだが、主に当時の新人の作品を集めたものだ。

大坪砂男「赤痣の女」
本間田麻誉「罪な指」
丘美丈二郎「翡翠荘綺談」
南達夫(直井明)「背信」
足柄左右太(川辺豊三)「私は誰でしょう」
袂春信「耳」
鳥井及策「消えた男」
井上銕「何故に穴は掘られるか」
鈴木秀郎「アルルの秋」
白家太郎(多岐川恭)「みかん山」

 知らない作家については読めるというだけで十分満足なので、本作は個人的にかなりお買い得度が高い。袂春信や鳥井及策、井上銕、鈴木秀郎あたりはたぶん初めて読む作家のはずだ。また、マクベインの評論で有名な直井明氏の作品や「佐門谷」で知られる丘美丈二郎の作品が載っているのも魅力だ。
 ただ、知らない作家が多いということは、その後ブレイクすることなくそのまま数作で消えていったということなので、正直、本書のトータルでのレベルは「まあまあ」といったところだ。それでも足柄左右太の「私は誰でしょう」、白家太郎の「みかん山」などはハッタリを効かせまくっていて(要はバカミスの類なのだが)、むちゃくちゃ楽しい。


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 光文社文庫の『甦る推理雑誌8「エロティック・ミステリー」傑作選』を読む。
「エロティック・ミステリー」とはなかなかストレートなタイトルの雑誌だが、元はといえば「宝石」の増刊で始まったものらしく、中身はけっこう普通の探偵小説。グレードもなかなか高く、何よりあまり馴染みのない作家名が並ぶところがいい。
収録作は以下のとおり。

福田鮭二「喪妻記」
縄田厚「いたずらな妖精」
藤原宰「キャッチ・フレーズ」
島久平「怪物」
宮原龍雄「葦のなかの犯罪」
後藤幸次郎「湖畔の死」
田中万三記「破れた生簀」
楠田匡介「湯紋」
来栖阿佐子「疑似性健忘症」
会津史郎「私は離さない」
鈴木五郎「童子女松原」
千葉淳平「静かなる復讐」
渡島太郎「走る“密室”で」
有村智賀志「ライバルの死」
土井稔「青田師の事件」

 解説で挙げている川田弥一郎氏のお勧めと重なるのは面白くないのだが、やはり福田鮭二の「喪妻記」は外せない。心理サスペンスの趣で派手な作品ではないが、短いながらも濃密な味わいがそそる。
 会津史郎の「私は離さない」はラストのインパクトがすべて。読み終わったとき、思わず「こう来たか」と唸ってしまった。すごいトリックなどなくても読者を驚かせることができるという良い見本。
 土井稔の「青田師の事件」は正調探偵小説。登場人物や事件の様子などを含めて、舞台設定がいかにもな雰囲気でいい。トリック、ストーリーもいい感じで、本作が本書の締めにあるところは編者のセンスを感じる。


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 光文社文庫の『甦る推理雑誌7「探偵倶楽部」傑作選』読了。「探偵倶楽部」という雑誌は、インテリのための娯楽雑誌という、今では恥ずかしくて口が裂けてもいえないようなコンセプトの元、昭和25年に創刊された探偵小説誌である。まあ、時代が時代であるから、そういうコンセプトも致し方ないが、それにしてもインテリのため、と謳っている割には表紙絵が扇情的な女性のイラストばかりというのが何ともはや(苦笑)。
 しかし、バタバタ潰れる雑誌が多かったこの時代に、10年という長きにわたって頑張っただけのことはあり、作家のラインナップはなかなか壮観である。このアンソロジーに採られた作家も豪華メンバーで、質も十分。このシリーズでも特に読み応えのある一冊という気がする。収録作は以下のとおり。

香山 滋「水棲人」
岡田鯱彦「密室の殺人」
島田一男「検屍医」
大河内常平「人間を二人も」
宮野叢子「夢の中の顔」
夢座海二「遺言映画」
楠田匡介「探偵小説作家」
土屋隆夫「りんご裁判」
日影丈吉「舶来幻術師」
谿渓太郎「終幕殺人事件」
山村正夫「絞刑吏」


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 ヤフオクで本を買った業者が、自分と同じ市内で店舗を出していることを知ってびっくり。駅前とはいえ若干わかりにくい場所ではあるのだが、ううむ、不覚。
 ということで、今日は少しだけ早く会社を出たので帰宅途中に寄ってみることにしたのだが、おお、昔ながらの感じのよいお店である。ミステリやSFもわりといいものが比較的安価で並んでおり、挨拶代わりに番町書房の『ガードナー傑作集』とドラキュラ叢書の『黒魔団』を購入。
 ちなみにレジのカウンターで、店主と思しき老人がパソコンに向かって熱心に何やら打ち込んでおり、つくづく時代は変わったと思わずにはいられない(笑)。

 読了本は光文社文庫から『甦る推理雑誌6「探偵実話」傑作選』。
 「探偵実話」は昭和二十五年、その名のとおり犯罪実話を中心とした内容でスタートした雑誌。しかし、次第にノンフィクションは少なくなり、探偵小説中心へと移行した変わり種である。解説によると「宝石」でデビューした新人がけっこうこちらに流れ、そのため多彩な執筆陣がそろっていたようだ。
 本書に収録されている作家もおいそれとは読めない人たちが目白押しで、その水準も決して低くはない。いくつかはつまらないものもあったが、巻末資料も含めコストパフォーマンスの高いアンソロジーだ。収録作は以下のとおり。

狩久「山女魚」
村上信彦「青衣の画像」
鷲尾三郎「生きている屍」
黒沼健「白い異邦人」
土屋隆夫「推理の花道」
大河内常平「ばくち狂時代」
吉野賛十「鼻」
潮寒二「碧い眼」
横溝正史・高木彬光・山村正夫/連作「毒環」
中川透(鮎川哲也)「赤い密室」

 「山女魚」のとんでもない密室トリックに驚き、「着衣の画像」では終盤のたたみ掛けに感服、そして「毒環」では書き手の遊び心に酔える。もちろん「赤い密室」の凄さは今さら言うまでもない。
 だが、本書で三作選べと言われたら、個人的には「推理の花道」、「ばくち狂時代」、「碧い眼」を推したい。それぞれ風味は異なれど、小説としてのコクやキレを十分に味わえる逸品。満足満足。


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 ミステリー文学資料館/編『甦る推理雑誌5「密室」傑作選』読了。まずは収録作から。

山沢晴雄「罠」
狩久「訣別」
豊田寿秋「草原の果て」
宇多川蘭子(鮎川哲也) 「呪縛再現(挑戦篇)」
中川透(鮎川哲也)「呪縛再現(後篇)」
天城一「圷家殺人事件」

 とりあえず今回は天城一の「圷家殺人事件」が圧倒的目玉ということで異論はない。ただ、残念なことに作品の価値がそれに比例していない。メイントリックなどはそれほど興味深いものではなく、文体も妙な堅さがあっていまひとつ物語に入りきれない。でも本シリーズは過去の埋もれた作品を読ませてくれることに意味があると思うので、こうして滅多に読めない天城一の長篇が収録されているだけでも十分買いである。
 短編の方は数が少ないが、どれもけっこう読み応えがある。なかでも豊田寿秋の「草原の果て」が特に気に入った。思わせぶりな序盤から二転三転する後半まで一気に読ませる。
 なお、鮎川哲也の「呪縛再現」は作品の質は高いものの、出版芸術社の『赤い密室』という歴とした現役本があるのだから、本書に収録する必要はなかったんじゃないだろうか。短編ならともかく長編をわざわざ入れる理由がわからん。


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 戦後の探偵雑誌から編んだアンソロジー・シリーズ。先日は遂に最終巻の『甦る推理雑誌10「宝石」傑作選』が出たが、わたしゃまだまだ四巻目。まずは収録作から。

香住春作「化け猫奇談」
高木彬光「初雪」
宇桂三郎「煙突綺譚」
北林透馬「電話の声」
尾久木弾歩「生首殺人事件」

 あちらこちらで言われているように、今回の目玉は長篇一挙掲載の「生首殺人事件」。かつて単行本化されていない長篇ということで希少性はむちゃくちゃ高い。これで内容が伴えば言うことなしなんだろうが、単行本化されないだけの理由はちゃんとあるわけで、やはり探偵小説としての出来はかなり辛い。けっこうなボリュームがあるだけに、このトリックや結末では徒労感だけが先に立ってしまうだろう。
 ただ、こういうものも含めてこのシリーズは価値があると思うし、優れたミステリを読めればいいという人は、基本的に昔のマイナーな探偵小説なんて手を出すべきではないわな。個人的には「さすがにこれはきつい」と思いながらも、徹底的な本格探偵小説の衣をまとっている点や、時代の雰囲気を醸し出しているという部分では楽しめているので、貶めるつもりは全然ない。

 ちなみに本シリーズに唯一不満があるとすれば、中途半端なエッセイに終わっている解説もどきである。本来なら当の雑誌を買いたいのに、それができないから本シリーズをみな買うわけである。作品リストや総目次などがせっかく充実しているのだから、もうちょっとその雑誌のことを解説してほしいと思うのは私だけか?
 山前氏の前文は問題ない。導入としてその雑誌の全体像を紹介するという役目を持っているのだから。問題はあとがきというか解説というか。そちらは書誌学的でなくてもかまわないので、せめて当時の雑誌の息吹を伝えるぐらいの気持ちで書いてほしいものである。そういう意味では、今回の喜国氏はなかなか上手いところを突いている。漫画家の方がこれぐらいやっているのだから、作家の人はもっと頑張ってほしいよなぁ。


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 休みをとったりしていると、逆に本が読めなくなるという事実。ほぼ十日ぶりの読了本はお馴染み「甦る推理雑誌」シリーズの『甦る推理雑誌3「X」傑作選』。
 このシリーズの長所として、作品そのものより総目次や作品リストといった詳細な資料の充実が挙げられるが、まあ、わたしゃそこまで濃い人間ではないので、直接メリットに感じるところまではいかないのだが、普通では読めない作品がこうした機会に読めるようになるのは本当に嬉しいかぎり。
 今回はバリバリの本格は少ない印象だが味のある作品が揃っており、十分満足できる内容である。お好みは大倉てる子「第二の失恋」、高木彬光「悪魔の護符」、大阪圭吉「幽霊妻」、香山滋「妖虫記」など。エッセイでは秋野菊作(西田政治)「雑草花園」がなかなか歯に衣着せぬ物言いで楽しめた。収録作は以下のとおり。

渡辺啓助「湖のニンフ」
倉光俊夫「吹雪の夜の終電車」
双葉十三郎「匂う密室」
大倉てる子「第二の失恋」
高木彬光「悪魔の護符」
城昌幸「月光殺人事件(探偵劇)」
大阪圭吉「幽霊妻」
杉山平一「赤いネクタイ」
北洋「こがね虫の証人」
天城一「奇蹟の犯罪」
香住春作「二十の扉は何故悲しいか」
森下雨村「温故録」
秋野菊作「雑草花園」
江戸川乱歩「名古屋・井上良夫・探偵小説」
森下雨村「彼、今在らば―」
西田政治「灰燼の彼方の追憶」
服部元正「井上良夫の死」
井上良夫「A君への手紙(遺稿評論)」
女銭外二「朱楓林の没落」
香山滋「妖虫記」
黒沼健「探偵小説か? 推理小説か?」
戸田巽「ひと昔」
角田喜久雄「加賀美の帰国」
北村小松「探偵小説」
楠田匡介「灯」
黒川真之助「幽霊の手紙」


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 光文社文庫の良心ともいえる(笑)「甦る推理雑誌」シリーズから『甦る推理雑誌2「黒猫」傑作選』を読了。
 タマ数がそろわないのか、本書は「黒猫傑作選」と銘打ちながら、「黒猫」「トップ」「ぷろふいる」「探偵よみもの」という四冊からの編集となる。収録作は以下のとおり。

【黒猫】
城昌幸「憂愁の人」
薄風之助「黒いカーテン」
蒼井雄「三つめの棺」
双葉十三郎「密室の魔術師」
氷川隴「白い蝶」
天城一「鬼面の犯罪」
香山滋「天牛」
坂口安吾の評論「探偵小説を截る」
【トップ】
角田喜久雄「蔦のある家」
大下宇陀児「吝嗇の心理」
【ぷろふいる】
九鬼澹「豹助、町を驚ろかす」
青鷺幽鬼(角田喜久雄)「能面殺人事件」
青鷺幽鬼(海野十三)「昇降機殺人事件」
山本禾太郎エッセイ「探偵小説思い出話」
九鬼澹エッセイ「甲賀先生追憶記」
城昌幸エッセイ「二年前」
海野十三エッセイ「小栗虫太郎の考えていたこと」
小熊二郎「湖畔の殺人」
【探偵よみもの】
横溝正史「詰将棋」
島田一男「芍薬の墓」
島久平「村の殺人事件」

 短編ありエッセイあり評論ありのごった煮だが、水準は高く満足できる一冊。しかしいかんせんレベルが高いだけに過去、幾多の短編集やアンソロジーで採られた作品も多く、ほとんどの作品が既読であった。
 そんな中で青鷺幽鬼名義の二編はけっこう稀少価値が高いか。青鷺幽鬼は角田喜久雄と海野十三の合同ペンネームで、海野の死後に角田喜久雄が発表して話題になったらしい。これはどちらも初読で、それなりの出来。
 その他では九鬼澹の「豹助、町を驚ろかす」が不思議な味わい。主人公の設定がなんといっても魅力だが、ネタも悪くない。一応シリーズになっているらしいので、その他の作品も読んでみたい。
 既読のなかでは城昌幸「憂愁の人」、香山滋「天牛」が好み。といってもこの二人には特別思い入れがあるので、なんでも気に入っちゃう傾向があるのだが。


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 探偵小説ファンとして、ここ数年の光文社文庫の頑張りは評価すべきであると思うが、またまた評価点をアップさせるシリーズが始まった、って始まってからもう数ヶ月経ってるけど(笑)。「幻の探偵雑誌シリーズ」に続く「甦る推理雑誌シリーズ」がそれだ。「推理雑誌」という呼称からもわかるように、今回は戦後の雑誌をテーマにしており、またまたすごいラインナップになりそうである。本日の読了本はその第一回配本『甦る推理雑誌1「ロック」傑作選』である。収録作は以下のとおり。

横溝正史「花粉」
北洋「写真解読者」
角田喜久雄「緑亭の首吊男」
大下宇陀児「不思議な母」
山田風太郎「みささぎ盗賊」
島田一男「8・1・8」
薔薇小路棘麿(鮎川哲也)「蛇と猪」
水上幻一郎「火山観測所殺人事件」
伴道平「遺書」
岡田鯱彦「噴火口上の殺人」
青池研吉「飛行する死人」
木々高太郎「新泉録(1-3)」
江戸川乱歩「一人の芭蕉の問題」
木々高太郎「新泉録(4-7)乱歩氏に答える」
江戸川乱歩「探偵小説の宿命について再説」
木々高太郎「新泉録(8-10)」
江戸川乱歩「論理の新展回を」

 江戸川乱歩と木々高太郎の探偵小説芸術論についての論争も面白いけれど、本書の価値はあまり普通のアンソロジーでは採り上げられない作家、すなわち北洋や伴道平、青池研吉あたりが載っていることだろう。
 個人的に気に入ったのは、角田喜久雄「緑亭の首吊男」、水上幻一郎「火山観測所殺人事件」、岡田鯱彦「噴火口上の殺人」といったところ。探偵小説という存在が垢抜けてきたというか、戦後になってやはりそれまでの探偵小説とどこかイメージが変わり始めたことを実感させる作品群である。実際「幻の探偵雑誌シリーズ」と比べ、風俗描写ひとつとっても新鮮な感じだ。
 ただし、そういうこととはあまり関係なさそうな北洋の「写真解読者」が、胡散臭い秘境小説的+SF的要素の香り高く、実は一番面白かったりする。解説にもあるが確かに香山滋っぽいノリで、この手のものが好きな人には堪えられない作品。

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