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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 マクロイ, ヘレン"

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    02 16, 2019
ヘレン・マクロイ『読後焼却のこと』(ハヤカワミステリ)
 先週の水曜から体調を悪くしていたのは前回の記事のとおり。ようやく熱も治って三連休明けの火曜から仕事に戻ったのはいいが、結局、熱がぶり返して翌水曜日はダウンしてしまう。木金はなんとか出社したが、仕事上のイベントごとはキャンセルさせてもらって、この週末も大事をとって大人しく寝ていることにする。 ううむ、しかし過労もあるのだが、風邪でここまでひどくなるとはなぁ。年はとりたくないものだ。 本日の読了本は...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    10 07, 2018
ヘレン・マクロイ『悪意の夜』(創元推理文庫)
 ヘレン・マクロイの『悪意の夜』を読む。今年は『牧神の影』も出ているが、マクロイ人気もすっかり安定しているのか最低でも年に一冊は出るのが喜ばしいかぎりである。 さて『悪意の夜』だが、こんな話。 夫のジョンを転落事故で亡くしたばかりの未亡人アリス。彼女が夫の遺品を整理していたとき、鍵のかかった抽斗から「ミス・ラッシュ関連文書」と書かれた封筒を発見する。生前はお互いにまったく隠しごとのない夫婦だったは...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    08 13, 2018
ヘレン・マクロイ『牧神の影』(ちくま文庫)
 ヘレン・マクロイの『牧神の影』を読む。 管理人のお気に入り作家の一人だが、本作もまた期待を裏切らない傑作である。 まずはストーリー。 アリスンは深夜に内線電話で起こされた。相手は従兄弟のロニー。二人の伯父である、かつてギリシア古典文学の教授を務めていたフェリックスが亡くなったというのだ。死因は心臓発作で不審なとところはないように思えたが、翌日、陸軍情報部の人間が現れたことで様相が変わってくる。な...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    11 19, 2017
ヘレン・マクロイ『月明かりの男』(創元推理文庫)
 ヘレン・マクロイの『月明かりの男』を読む。1940年に発表された著者の第二長編にしてベイジル・ウィリング博士シリーズの第二作である。 まずはストーリー。長男の進学の相談でヨークヴィル大学へやってきた次長警視正のフォイル。彼はそこで“殺人計画”が記された紙片を拾ってしまい、そこへたまたま現れたコンラディ教授にも意見を求める。ところがコンラディは予想以上に深刻にそれを受け止め、自分が死ぬことがあったら決し...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    03 26, 2017
ヘレン・マクロイ『ささやく真実』(創元推理文庫)
 ヘレン・マクロイの『ささやく真実』を読む。まずはストーリーから。 誰もが認める美女ながら、悪趣味ないたずらで騒動ばかり起こしているクローディア。そんな彼女が知人の科学者から盗み出したのが、新発明の自白剤。彼女は自宅のパーティーでカクテルにこれを混ぜ、皆にふるまおうというのだ。 そしてパーティー本番。クローディアの企みは見事に成、宴は暴露大会と化すが、その報いか、彼女は何者かに殺害される。その直後...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    06 25, 2016
ヘレン・マクロイ『二人のウィリング』(ちくま文庫)
 ちくま文庫版ヘレン・マクロイの第二弾、『二人のウィリング』を読む。 まずはストーリー。 精神科医のベイジル・ウィリング博士が自宅近くの煙草屋に入ったときのこと。あとから店に入ってきた男が、自分はベイジル・ウィリングだと名乗り、タクシーで去っていった。 驚いたウィリングは男の後を追い、ある屋敷で行われているパーティーに潜入する。参加しているのは主催者の精神科医ツィンマー博士をはじめ、盲目の婦人、詩...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    11 07, 2015
ヘレン・マクロイ『あなたは誰?』(ちくま文庫)
 ヘレン・マクロイの『あなたは誰?』を読了。珍しやちくま文庫からの刊行だが、以前こそ戦前国産探偵小説を出してくれたこともあったが、翻訳物となると最近ではチェスタトンがあるぐらいで、他はとんと思いつかない。チェスタトンにしても純粋なミステリは少ないし。 どういう経緯があったかは知らぬが、この先の展開が気になるところではある。 まあ、それはともかく。本作は精神科医のベイジル・ウィリング博士を探偵役とす...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    11 03, 2014
ヘレン・マクロイ『逃げる幻』(創元推理文庫)
 ヘレン・マクロイの『逃げる幻』を読む。1940年代の中頃、『ひとりで歩く女』や『暗い鏡の中に』などの佳作をばんばん世に送り出しておいた時期に書かれた作品で、これは期待するなという方が無理な話である。 まずはストーリー。精神科医でもある予備役のダンバー大尉は、ある秘密の任務を帯びてハイランド地方を訪れた。ところが旅の途中で知り合ったネス卿から、家出を繰り返す少年が荒野の真ん中で消失したという話を聞かさ...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    04 29, 2013
ヘレン・マクロイ『小鬼の市』(創元推理文庫)
 本日の読了本はヘレン・マクロイの『小鬼の市』。 以前はサスペンスの書き手だと思われていたマクロイだが、ここ数年の紹介で、実は本格メインであることがようやく定着してきた。サスペンスやスリラーに移行した時代もあったのだが、どんな作品であっても常にトリッキーな味つけがなされており、しかもアベレージが高い。日本でのブレイクがここまで遅れたのか不思議なくらいの、実にハイレベルな作家なのである。 こんな話。...

Category: 海外作家 マクロイ, ヘレン    07 07, 2011
ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』(創元推理文庫)
 ヘレン・マクロイの『暗い鏡の中に』を読む。マクロイの最高傑作といわれながら、ハヤカワ文庫で長らく品切れだった同書の復刊である。まずはストーリーから。 ブレアトン女子学院に勤める女性教師フォスティーナ。同校に勤め始めてまだ五週間の彼女だったが、校長から突然、解雇を言い渡されてしまう。しかも解雇の理由すら告げられぬまま。 落ち込むフォスティーナに同僚のギゼラも同情し、犯罪捜査に詳しい恋人の精神科医、...

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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