Posted in "海外作家 マクドナルド, フィリップ"
- Category: 海外作家 マクドナルド, フィリップ 09 28, 2019
- フィリップ・マクドナルド『生ける死者に眠りを』(論創海外ミステリ)
- フィリップ・マクドナルドの『生ける死者に眠りを』を読む。名探偵ゲスリン・シリーズで知られる著者のノンシリーズ作品で、いわゆる“嵐の山荘”ものである。 まずはストーリー。嵐の夜が迫る夕刻、人里離れた屋敷で使用人とともに暮らす女主人ヴェリティのもとへ、二人の軍人クレシー少将とベラミー大佐がやってきた。三人は戦争中に起こったある事件のため、関係者と思しき男から謎の脅迫状を受け取っていたのである。 警察に...
- Category: 海外作家 マクドナルド, フィリップ 07 20, 2014
- フィリップ・マクドナルド『狂った殺人』(論創海外ミステリ)
- クラシックミステリの復刻ブームで、それまで全貌が掴めなかった作家の紹介がずいぶん進められてきたけれど、昔からの知名度の割にはもうひとつパッとしない作家がいる。まあ、あくまで個人的な印象になるが、フィリップ・マクドナルドがその一人。 これまで読んだ長篇には『鑢』『ライノクス殺人事件』『迷路』『Xに対する逮捕状』『エイドリアン・メッセンジャーのリスト』があるが、総じて狙いは面白いものの、それがなかな...
- Category: 海外作家 マクドナルド, フィリップ 08 23, 2008
- フィリップ・マクドナルド『ライノクス殺人事件』(創元推理文庫)
- 久々に浮上してみる。あまり状況は変わっていないが、身体が慣れてきたか(笑)、少し読書も復活の模様。 ところで、オリンピックもいよいよ佳境に入ってきた。既に様々な名シーンが生まれているが、印象に残っているのは、100mと200mで圧倒的な強さを見せたジャマイカのボルト選手(まだまだ余裕がありそう)、ロシアの女子棒高跳のイシンバエワ選手(こちらもまだ記録更新に余裕がありそう)あたり。 日本の選手では女子ソフ...