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探偵小説三昧

天気がいいから今日は探偵小説でも読もうーーある中年編集者が日々探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすページ。

 

オーレン・ペリ『パラノーマル・アクティビティ』

 昨日の『アイアンマン2』に続いて週末のDVD消化。久々にホラー系から一本。ものはオーレン・ペリ監督の『パラノーマル・アクティビティ』。
 昨年アメリカで公開されたが、130万円という超低予算、しかも最初は十数館という小規模公開でありながら口コミで評判となって最終的には2000館弱、公開5週目にして週末興行収入で1位となったという映画。日本でも今年の初めに劇場公開されたのだが、あれ、その割にそんな評判にもならなかったような。

 とりあえず噂は聞いていたので、レンタル落ちしたものをさっそく観たわけだが、まあ確かに個性的ではあるが、これはきつすぎる。
 スタイルとしては、ビデオで撮ったドキュメンタリー仕立て。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とか『クローバーフィールド』とか、あの手のやつ。で、主な登場人物は同棲中のカップル2人。舞台は二人が引っ越してきた新居である。その家で夜な夜な不思議な現象が起こり、その原因を突き止めようとビデオカメラをセットするが、次第にその現象がエスカレートして……というお話。
 ほんと、これだけの話である。典型的な幽霊屋敷というか悪霊憑きの怪談を型どおりに見せていく。最初はラップ音ぐらいだったのに、家具を移動させ、足跡を残し、最後は……という展開。恐怖感の煽り方や突然どきっとさせる手口も型どおり。無名の役者を使って、それこそホームビデオを撮るかのように演出しているので、なるほど感情移入させようという狙いはわからないでもないが、この映像で90分弱を見せられてもなぁ。これよりテクニカルな映画も怖い映画も山ほどあるし、なぜこれが大ヒットしたのか、ほんとにわからん。今年観ただけではなく、この数年でもワーストな映画であった。

 ちなみに続編が日米でそれぞれ作られ、アメリカ版は来年、日本版は今月公開とのこと。


佐藤嗣麻子『K-20』

 「東京国際ブックフェア」が東京ビッグサイトで始まった。実は仕事の関係上、同時開催の「デジタル パブリッシング フェア」の方により興味があったりするのだが、まあそれはおいといて、残念ながら今年は仕事の都合に加えて体調も勝れず(肩こりと首の痛みが最近ひどくて)、行けなさそうな予感。ううむ、無念。


 先日、DVDで佐藤嗣麻子監督の『K-20』をレンタルした。乱歩が生んだ希代の怪盗、怪人二十面相を主人公にした物語だが、原作自体は北村想によるパスティーシュ『完全版 怪人二十面相・伝』である(こっちは未読)。
 映画の方はその原作をさらに捻っており、舞台はなんと第二次世界大戦が起こらず、帝都がそのまま発展した1949年の東京。華族制度の影響によって富の九割が特権階級に集中するという、極端な貧富の差が起こっている社会だ。このパラレルワールドの東京を舞台に、二十面相と間違われたサーカス出身の青年が、汚名返上のため、明智小五郎らと協力して二十面相と闘う様を描く。

 正直、微妙な出来だとは思うが(笑)、乱歩の原作、北村想の原作とは距離を置き、オリジナルの物語に仕上げているところは悪くない。設定からしてファンタジー色を強めているというか、もう最近のハリウッドのアメコミ風なんだよね。帝都の風景、メカのデザイン等々。ところが結果的にそういう演出の数々が独特の昭和ワールドを醸し出している。最近のハリウッド映画と比べちゃ可哀想だが、それでも日本の映画の中ではグラフィックも相当いい線をいっているし、ここが一番の見どころといってよい。
 個人的には、アクションがもっと激しければなぁとか、明智役の仲村トオルがどおにも若すぎて貫禄がないなぁとか、もっとミステリ的なネタが多ければなぁとか、まあいろいろあるんだけど、とりあえず予想よりは楽しめたのでよしとする。少年探偵団とか怪人二十面相とか、変に思い入れがない方が単純に楽しめるかも。


ロバート・ムーア『名探偵登場』

 監督ロバート・ムーア、そして脚本はあのニール・サイモンが担当した『名探偵登場』をDVDで観る。
 この世はアンフェアなミステリだらけ、読者を愚弄するだけのミステリはもう要らないと憤るミステリマニアの大富豪ライオネル・トゥェイン。彼は古今東西ジャンル不問の名探偵5人を邸宅に集め、殺人を予告して、真っ向から推理勝負を挑む。

 ミステリマニア向けの映画としてはけっこう有名な方だと思うが、それはミステリ映画としてではなく、ミステリを徹底的に馬鹿にして遊んでいる映画だから。ポアロやミス・マープル、サム・スペード等をモデルにした探偵たちにハチャメチャな推理合戦をやらせたり、ミステリの定石をコケにするかのようなギャグ、ストーリーをこれでもかというぐらいぶちかます。いやとにかく楽しい。三十年も昔の作品なので、ベタな笑いが多いし、若干くどすぎる演出もあるが、すべての要素を無駄なくネタにしてしまう制作者たちの情熱にはほとほと感心する(笑)。
 すべてのミステリファンにオススメしたいところだが、注意してほしいのは、まともに考えすぎないこと。ストーリーの粗さや伏線の意味の無さ、推理の根拠などを気にしてはいけないってこと。ミステリのそういう要素をからかって遊ぶのが本作の正しい見方であり、敢えてそういうふうに作っているのである。

 なお、本作はキャストも豪華。フォークにセラーズの両ピーター、アレック・ギネス、デビッド・ニーブンなどなど。しかも大富豪ライオネル・トゥェインに至っては、あのトルーマン・カポーティだ。彼の演技を観るだけでも本作は一見の価値ありかも。


ティムール・ベクマンベトフ『ウォンテッド』

 早くも三月。暦の上では春だというのに天気は一向によくなる気配がない。おまけに季節の変わり目のせいか体調もいまいち。加えて今月から来月にかけては、けっこう気の重い仕事が続くし、いろんな意味でしばらくはブルーであります。
 ま、それだけに休日こそはしっかりとリフレッシュしたいわけだが、基本的には酒と探偵小説、映画ぐらいなので、まあ、あまり平日と変わらないな。しかも安上がり(笑)。

 ところで映画といっても最近はすっかり映画館にも足が遠のき、DVDばかりである。本日もDVD落ちしたばかりの『ウォンテッド』を視聴。去年の秋頃にロードショーがあったやつ。予告編ではアンジェリーナ・ジョリーばかりが目立っていたので、てっきり彼女が主役だと思っていたら、ジェームズ・マカヴォイだったのね。
 物語はマカヴォイ演じるダメ青年ウェスリーが、なぜか殺し屋に命を狙われるところからスタート。この危機を救ったのがアンジェリーナ・ジョリー演じるフォックス。実はウェスリーの父は謎の暗殺組織フラタニティの腕利きだったが、組織を裏切った男によって命を奪われたのだという。超人的な動体視力を父から受け継いだウェスリーは、組織の一員に誘われ、過酷な殺しのトレーニングに身を投じるが……。
 お、予想していたよりはいいじゃないか。トンデモなストーリーだし、『マトリックス』の影響もずいぶん感じられるが、最新の映像技術とそれを利用したアクションのアイディアは要注目である。いわゆるハリウッドのアクション映画とは微妙にテンポや演出が異なる点も興味深い。監督のティムール・ベクマンベトフが、ロシアで大ヒットしたSF映画『ナイト・ウォッチ』を撮った人と知り、それも納得。
 これでラストのアクションシーンの盛り上げ及びどんでん返しを、もう少し盛大かつスマートにやってくれるとよかったのだが。特にアンジェリーナ絡みね。これもティムール・ベクマンベトフ監督の個性と見るかどうかは、意見の分かれるところだろう。とはいえ、トータルでは十分楽しめる出来、暇つぶしには最適の一本である。


ジャン=ピエール・ジュネ『ロング・エンゲージメント』

 会社の移転作業は片付いたものの、案の定いろいろと不都合が起こって、今週はてんてこまい。通常業務だけでもいつも以上に慌ただしく、おまけに突発的な業務が山ほど発生。そんななか、移転業務のお疲れ様会なども行うが、これがまた酔い潰れるやつ続出で、なんだかなぁという一週間。当然ながら平日だけで仕事が片付くはずもなく、本日は自宅でお持ち帰りをぼちぼちと進める。

 こんなときのストレス解消はやはり探偵小説。ただ、上のような理由で読書もそれほど進まず、専ら買う方に集中。最近は古本欲が枯渇気味で、新刊ばかり買っているが、まあクラシックがほとんどだから古本みたいなもんか(笑)。
 ここ数日で買ったのは、ジョー・R・ランズデール 『ロスト・エコー』(ハヤカワ文庫)、アゴタ・クリストフ 『どちらでもいい』(ハヤカワ文庫)、ロバート・B・パーカー『殺意のコイン』(ハヤカワ文庫)、ヘイク・タルボット 『絞首人の手伝い』(ハヤカワミステリ)、P・G・ウッドハウス『エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏』(国書刊行会)、フランセス・アッシュクロフト『人間はどこまで耐えられるか』(河出文庫)、スチュアート・カミンスキー『CSI:ニューヨーク 死の冬』(角川文庫)など。
 注目は何といってもヘイク・タルボットなわけだが、ノヴェライズとはいえ久々のカミンスキーも個人的には期待大。
 だが、店頭でたまたま見かけ、一発で惹かれてしまったのが、『人間はどこまで耐えられるか』である。本書は実はノンフィクション。文字どおり、人間が暑さや寒さ、高さといった極限にどこまで耐えられるかを考証した科学的蘊蓄本。不謹慎ではあるが、ミステリものならこれは気になる内容ではないか。感想は後日アップいたしまする。


 『デリカテッセン』や『ロスト・チルドレン』で独特のブラックな世界を描き、オドレイ・トトゥとのコンビ『アメリ』では、これまた不思議な恋愛を見せてくれたジャン=ピエール・ジュネ監督。再びオドレイ・トトゥとのコンビを組んだ『ロング・エンゲージメント』は、当然前から知ってはいたのだが、戦時中の真剣な恋愛を描いた映画ということで、あまり気持ちが入らなかった一本であった。
 ところが先日、だらだらと映画関係のサイトを見ていたら、あらまビックリ。この映画の原作が、あのセバスチアン・ジャプリソの『長い日曜日』というではないか。ということはこれは必然的にミステリもしくはミステリ風味である可能性は大。というわけで遅ればせながら視聴したのが、今さらながらの『ロング・エンゲージメント』である。

 物語の背景は第一次大戦時のフランス。幼い頃に病気で脚を悪くしたマチルドは、出征した婚約者が戦死したという知らせを受けるが、なぜかそれを信じる気になれない。彼女はいくつかの手がかりを基にし、戦場で何があったのか一歩ずつ突き止めてゆく……。

 おおお、悪くない。ジャン=ピエール・ジュネ監督の描く独特の世界はもとよりお好みなのだが、本作ではそういうテイストをやや抑え気味にしつつも、戦場の回顧シーンなどを織り交ぜることで、やはり一種の幻想的な映像を作り出している。
 縦軸は婚約者の生死の謎を追うミステリ・ドラマであり、ここが予想以上にしっかり構築されており、変にサスペンスに走らず、淡々と描くのがまた高ポイント。これにオドレイ・トトゥ演じる主人公の生き様や、戦争の悲惨さというテーマが絡み、結果的にそれぞれが喧嘩することなく見事に成立している。基本的には重くシリアスなドラマでありながら、独特のユーモアも忘れてはおらず、この監督さんは本当に才人である。
 ただ、フランス軍兵士の関係者が多いことや、時間軸の多用で、人間関係はかなり掴みにくいのはいただけない。あまり短い映画でもないのだが、時間をさらに長めにとり、もう少しゆったり観せてくれてもよかったのではないだろうか。


『刑事マッカロイ 殺しのリハーサル』

 DVDで『刑事マッカロイ 殺しのリハーサル』。脚本は刑事コロンボで有名なリンク&レビンソンのコンビ。元々、名作の誉れ高い作品だが、ようやく観ることができた。

 婚約者の女優モニカを自殺で失って以来、一年間の沈黙を守っていた劇作家アレックス。その彼が新作脚本の打ち合わせをすべく、旧知の俳優や監督たち五人を劇場に招いた。再会を喜ぶ六人だったが、それも脚本の読み合わせが始まるまでのことだった。なんと脚本の内容が、一年前に自殺したモニカの事件を再現しているばかりか、集まった五人を告発するものだったのだ。真犯人を見つけようとするアレックスの狙いは果たして成功するのか?

 こりゃ凄い。この手でくるとは正直、まったく予想できなかった。昨今の無用などんでん返しは多用しない。ここ一番でビシッと決める。きれいに背負い投げを食らってしまうこの快感。
 とにかく作りが丁寧である。微に入り細に入るというか、無駄なセリフやシーンなどがほとんどない。すべてがラストの驚きを最大限に活かすため、そして謎解きの整合性を持たせるために、徹底して工夫されている。劇場内というほぼ限られた空間、芝居関係者による劇中劇という設定も、サスペンスを高めるというよりは、むしろ謎解きと驚愕の結末に奉仕するためである。
 もうコロンボファンならずとも必見でしょ、これは。ミステリ映画の個人的オールタイムベストテンに入れてもいいぐらいの傑作。観るべし。


佐藤祐市『キサラギ』

 映画公開のときから気になっていた『キサラギ』を、ようやくDVDで観ることができた。

 自殺したグラビアアイドル「如月ミキ」の一周忌にファンサイトを通じて集まった5人の男を描いた作品。全編のほとんどが一つの部屋の中で進行する密室劇、しかもそのアイドルの死に絡む謎が徐々に明らかになってゆくという、実にミステリ的風味満載の物語である。

 で、これがなかなか良くできていて、ネタそのものはちょっとしたミステリファンならお馴染みのものばかりであるが、そのつなぎ方というか盛り込み方が巧い。会話や設定のひとつひとつがほぼ伏線だらけといってもよく、名作『十二人の怒れる男』を彷彿とさせるといったら言い過ぎだろうか。

 導入部分、そしてラストのプラネタリウムのシーン以降の演出が過剰すぎて、そこが実に不満なのだが、そこにさえ目をつぶれば、これはもう十分傑作である。邦画でこれだけミステリマインド溢れた映画を観たのはいったい何時以来だろう。オススメ。


レン・ワイズマン『ダイハード4.0』

 先日、天城一氏の訃報に接したばかりだというのに、今度はアイラ・レヴィンの訃報だ。11月12日に亡くなっていたらしいのだが、ううむ、気が滅入るのお。アイラ・レヴィンと言えば作品数こそ少ないものの、『死の接吻』や『ローズマリーの赤ちゃん』という大傑作を残した才人である。晩年の作品がかなりアレだっただけに、もうひと花咲かせてもらいたかったのになぁ。残念至極。

 もう火曜になってしまったが、ちょっと遡って日曜に観たDVDのことなど。物は『ダイハード4.0』。
 シリーズ第一作の『ダイハード』は、テロリストに占拠され外部から閉ざされた高層ビルを舞台にするという、一種の巨大な密室劇でもあり、その内部で必死に戦い抜く等身大の刑事という設定がこれまたいい味を出したアクション映画のひとつの到達点でもあった。ところがシリーズを重ねるにつれ、主人公はスーパーマン化し、魅力的な閉鎖空間という設定も手放してしまったこともあって、その魅力は半減もいいとこであったわけだが、本作『ダイハード4.0』は久々に楽しい作品に仕上がっている。
 サイバーテロに関する作りが意外にしょぼく、相当にテキトーなシナリオだが、そこさえ目をつぶれば、さすがにアクションシーンはなかなかのものだ。ただ、こちらの予想を超えるアクションの連発とはいえ、もはやリアリティは欠片もなく、大作アクション映画というよりアクション映画のパロディ状態ではある(笑)。それが楽しめる人なら。


トム・ティクヴァ『パフューム ある人殺しの物語』

 先日観たDVDの話など。ブツは『パフューム ある人殺しの物語』。
 小説好きにとっては、文藝春秋から刊行されたパトリック・ジュースキントの『香水』の映画化といった方がとおりはいいだろう。
 このパトリック・ジュースキントの原作は実に傑作であって、そもそも主題に「香り」を選んだ時点で、既に成功は約束されていたのかもしれない。匂いを嗅ぐという行為に関して、ここまで突き詰めた小説はかつてなかったし、しかもその主題をただ語るのではなく、ある種の宗教や哲学にまで高めたうえ、それをさらに自ら逆手にとって見事なエンターテインメントに料理するという技術は、並大抵のことではない。
 そんな一癖もふた癖もある小説だから、映画化といってもハードルは相当に高いはずで、監督はじめ制作スタッフの苦労もハンパではなかっただろう。正直、それほどの期待はせずに観たのだが……。

 結論から言うと、まずまず面白かった、というところか。気のない感想で申し訳ないが(苦笑)、映画は完全にストーリーありきの娯楽作品に徹しすぎている。
 例えば、この話においては実は表層的な意味でしかないエログロの部分を、とりあえず映像の美しさに頼りつつガンガン押し出しているところや、どんでん返しを意識したラストなど、こうやれば売れるだろうな話題になるだろうな、という作り手側の思惑がひしひしと伝わりすぎるのである。
 そのくせ肝心の「香り」を映像として表現すること、また、香りを発端として、それが宗教や哲学にまで昇華することの意味など、その辺の掘り下げについては物足りなかったりする。
 確かに悪くはない。客観的にはかなり面白い作品だとは思う。だが、原作を読んだ人間にとっては、こういうエンターテインメントに走るような作品ではないはず、というどこかしっくりこない気持ちもまた働くのである。
 まあ、こっちが小説を美化しすぎているという可能性もあるので、断言はできないんだけど。
 誰か観た人いますか?


『ブラッドリー夫人の推理/迅速な死』

 台風4号はどうやらピークを越えた様子。昨日の日記でも書いたとおり、本日は終日家にこもっておとなしくしておりました。

 ミステリチャンネルで録画した『ブラッドリー夫人の推理/迅速な死』をようやく観る。セレブなブラッドリー夫人はいかがなものかという気はしたが、ミステリとしてはいい線いっている。ごくごく限定された状況での犯罪なので、よく考えればネタも犯人も予想できる範囲だが、それでも伏線などは実に丁寧に張って、真面目に推理ドラマを作ろうとするところに好感が持てる。ちなみに『迅速な死』はグラディス・ミッチェルの長編デビュー作のはずだが、このレベルなら翻訳を出してもいいのではないかなぁ。
 なお、ブラッドリー夫人を演じたのはダイアナ・リグという女優さんだが、『女王陛下の007』でボンド・ガールをやったり『地中海殺人事件』にも出演しているらしい。
プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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