Posted in "国内作家 黒羽英二"
- Category: 国内作家 黒羽英二 02 10, 2010
- 黒羽英二『十五号車の男』(河出書房新社)
- 黒羽英二の短編集『十五号車の男』を読む。 昨年の夏頃に出版された本だが、当時はそれほど話題にならず、濃いめのミステリサイトがいくつか取り上げた程度だったように記憶する。まあ相当なミステリファンでも、この黒羽英二という名前をもともと知っている人はあまりいないんじゃないだろうか。 かくいう自分も本書で初めて知ったわけだが、それもそのはず。著者はミステリ作家ではなく純文学畑、しかも小説以上に詩や戯曲...