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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 藤雪夫、藤桂子"

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    08 07, 2022
藤雪夫『藤雪夫探偵小説選 II』(論創ミステリ叢書)
 『獅子座』で知られる著者が、1950年代に単独で書いた作品をまとめた作品集の第二巻、『藤雪夫探偵小説選 II』を読む。まずは収録作。「青蛾」「黒い月」「C‐641」「遠い春」「暗い冬」「紅い宝石」「星の燃える海」「ロケットC‐64」「虹の日の殺人」「七千九百八十年」「ジュピター殺人事件 発端篇」  真摯に本格ミステリを追求し、かつ小説としても読み応えのあるものをと苦心していた著者。本書収録の作品も傾向としては大...

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    07 11, 2022
藤雪夫『藤雪夫探偵小説選 I』(論創ミステリ叢書)
 『藤雪夫探偵小説選 I』を読む。藤桂子との親娘コンビによる『獅子座』、『黒水仙』で知られる著者だが、これは単独で書いた作品をまとめたもの。 そもそも藤雪夫は1950年代に活躍した作家だ。1950年に雑誌『宝石』のコンクールで二等に入った「渦潮」でデビューする。本格を志向していたこともあり、鮎川哲也らと鎬を削ったようだが、コンテストでトップを取れなかったり版元と揉めたりなどもあってか、当時はなかなか単行本デ...

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    11 10, 2010
藤桂子『逆回りの時計』(創元推理文庫)
 藤桂子の『逆回りの時計』を読む。『獅子座』『黒水仙』『疑惑の墓標』と続いた、菊地警部シリーズの掉尾を飾る作品である。 高城あずさは、脳梗塞で倒れた母から呼び出され、家の権利書と実印をある男に渡してくれと頼まれる。莫大な資産だというのに、その理由も明かさぬ母。あずさは不安を覚え、独力で調査に乗り出す。 一方、この数ヶ月の間に、武蔵野では女性の刺殺事件、ホテルのサウナでもガスによる女性殺害殺人が発生...

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    06 11, 2010
藤桂子『疑惑の墓標』(創元推理文庫)
 秘かなマイブームになっている藤雪夫&藤桂子から一冊読了。『獅子座』『黒水仙』に続く、菊地刑事が登場するシリーズ三作目『疑惑の墓標』である。ただし、本作からは藤桂子の単独作品となる。 高見沢建設の社長夫人、妙子が失踪後、トランク詰めの遺体となって発見された。容疑者は愛人のカメラマン浅倉。逮捕は、マンション管理人の田辺が浅倉の不審な行動を警察に知らせたことがきっかけだったが、浅倉の人柄を知る田辺は浅...

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    03 09, 2010
藤雪夫、藤桂子『黒水仙』(創元推理文庫)
 もう春なのかと思っていたら、いきなり霙や雪の波状攻撃。明日の朝が心配だ。 本日の読了本は藤雪夫と藤桂子の親娘コンビによる第二作『黒水仙』。先日読んだ『獅子座』が思いのほか良かったので、早々にとりかかった次第。なお、本作執筆中に藤雪夫は亡くなり、娘の桂子が残りを独力で完成させたものだという。こんな話。 宮城県のとある銀行で行員が射殺されているのが発見された。しかも一緒にいたはずの支店長の姿はなく、...

Category: 国内作家 藤雪夫、藤桂子    02 17, 2010
藤雪夫、藤桂子『獅子座』(創元推理文庫)
 会社でミステリの話はなかなかできないのだが、幸か不幸か東宝特撮DVDの話は、けっこう食いつきがいい(苦笑)。本日も朝イチで「sugataさん『サンダ対ガイラ』出ましたよね。あれ海外版ですか、日本版ですか?」と、のっけからディープなことを聞きにくるやつがいる。昼休みならいざ知らず、朝イチはメールチェックやら何やらそれなりに忙しいというのに、お前は何を考えておるのだと思いつつ、「いや、そこのところなのだが……...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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