Posted in "海外作家 オコンネル, キャロル"
- Category: 海外作家 オコンネル, キャロル 10 17, 2010
- キャロル・オコンネル『愛おしい骨』(創元推理文庫)
- キャロル・オコンネルの『愛おしい骨』を読む。マロリー・シリーズや『クリスマスに少女は還る』で知られるオコンネルの久々の新刊である。まずはストーリーから。 母親代わりの家政婦ハンナに乞われ、二十年ぶりに故郷へ帰ってきたオーエン。彼が十七歳の時、二つ違いの弟ジョシュアが森で行方不明となる事件が起こった、それ以来の帰郷だった。 そもそもが自ら望んだわけではない帰郷。その彼を待っていたのは、死んだ弟の骨...