Posted in "海外作家 ネヴィル, スチュアート"
- Category: 海外作家 ネヴィル, スチュアート 11 04, 2010
- スチュアート・ネヴィル『ベルファストの12人の亡霊』(RHブックス・プラス)
- スチュアート・ネヴィルの『ベルファストの12人の亡霊』を読む。 ここのところ意識して今年の話題作を読んでいるのだが、設定の面白さではピカイチの一作。 ゲリー・フィーガンはかつて北アイルランド共和派のテロリストとして怖れられた男。だが、特赦によって社会に戻った今、酒浸りの日々を送っていた。その原因は、彼につきまっとって離れない12人の亡霊たちだった。 彼らはみなテロの犠牲者であり、願いはその復讐のみ。...