Posted in "アンソロジー・合作 河出文庫その他"
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 02 27, 2021
- 伴野朗、都筑道夫、他『カチカチ山殺人事件 昔ばなし×ミステリー【日本篇】』(河出文庫)
- 先月、河出文庫から童話をテーマにした二冊のアンソロジーが出た。『カチカチ山殺人事件 昔ばなし×ミステリー【日本篇】』と『ハーメルンの笛吹きと完全犯罪: 昔ばなし×ミステリー【世界篇】』である。おそらく青柳碧人の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』あたりの人気にあやかったものだろうが、まあテーマは面白そうなのでさっそく買ってみた。 ただ、帰宅後にふと気になることがあって奥付を見たら、案の定...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 10 22, 2005
- 星新一、他『占いミステリー傑作選』(河出文庫)
- レンタルで映画鑑賞。ものは劇作家ジェームズ・バリが未亡人シルヴィアやその子供たちと知り合って、名作『ピーター・パン』を書き上げるまでを描いた映画『ネバーランド』だ。バリ役はジョニー・デップで、『チャーリーとチョコレート工場』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』の、どちらかというとエキセントリックな役柄とは違い、こちらではしみじみとした渋めの演技が光る。未亡人家族との心の触れあいやピーター・パンのフ...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 07 09, 2004
- 江戸川乱歩、他『サイコ・ミステリー傑作選』(河出文庫)
- 久々に代休をとり、昼まで眠る。久々の惰眠、っていうか日頃から睡眠不足気味なのでこれぐらいならバチもあたるまい。 起床後は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観に立川へ。平日の昼間、しかも猛暑ということもあって入りは八割程度でゆっくり座れるのがありがたい。で、ポップコーンなど頬張りながら二時間を楽しむ。タイムトラベルネタを使っているので、SFミステリ的な味わいがあり、ストーリーそのものは面白い。...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 02 19, 2004
- 石沢英太郎、他『古代史ミステリー傑作選』(河出文庫)
- 『古代史ミステリー傑作選』読了。収録作は以下のとおり。石沢英太郎「貨泉」古川薫「古墳殺人事件」新羽精之「幻の馬は遙かなる邪馬台に」滝村康介「剣の塔」森真沙子「蘭陵王の闇」中津文彦「隠岐の島死情」 興味があったのは新羽精之の「幻の馬は遙かなる邪馬台に」。これを読みたくて買ったようなものだが、古代史という普段はほとんど興味のない分野だけに新鮮なことが多く、意外に楽しめた。 特に印象に残ったのは前述の...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 02 14, 2004
- 江戸川乱歩/編『推理教室』(河出文庫)
- 久々の連休。仕事の疲れでバテ気味ながら、愛犬を連れて昭和記念公園へ。犬はドッグランで激しく楽しそうだが、こちらはイマイチ体調がすぐれない。とりあえず御犬様が納得してくれたようなので、とっとと帰宅。 読書はちびちび読んでいた『推理教室』。元本は江戸川乱歩が当時一線で活躍していた若手作家などに要請して編んだアンソロジーで、それの文庫版である。 とにかく今見るとそのラインナップがすごい。鷲尾三郎、永瀬...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 01 19, 2003
- 鮎川哲也/編『猫のミステリー』(河出文庫)
- 犬か猫かと聞かれたら迷わず犬派の管理人だが、ミステリに関しては圧倒的に分が悪い気がする。三毛猫ホームズという長大なシリーズの印象もあるだろうが、アンソロジーでも圧倒的に猫の方が多いのではないか。もともと猫はミステリアスという形容もされるくらいだから、ミステリには合うんだろうな。 ちなみにGoogleで「猫 ミステリ アンソロジー」と「犬 ミステリ アンソロジー」で検索をかけてみたら、前者は4510件、後者...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 04 05, 2002
- 仁木悦子、他『メルヘン・ミステリー傑作選』(河出文庫)
- 仕事で実に久しぶりに目黒へ行く。私にとってさっぱり縁のない街で、東京の住民のくせに最後に行ってからいつのまにか十数年も経ってしまっている。あまりの変貌ぶりに驚く……と書きたいところだが、以前の記憶すら残っていないので、目黒ってこんなところだっけ?という何ともつまらない感想しか浮かばない。所用を済ませ、帰りには事前にチェックしてあった古本屋をのぞくも特にめぼしいものはなし。まあ、こんなもんですな。 ...
- Category: アンソロジー・合作 河出文庫その他 01 04, 2002
- 『不思議の国のアリス・ミステリー傑作選』(河出文庫)
- 本日の読了本は、不思議の国のアリスをテーマにしたアンソロジー『不思議の国のアリス・ミステリー傑作選』。 アリスは好きな作品だし、執筆陣も以下のようになかなか豪華。特に邦正彦は戦前の探偵小説雑誌「シュピオ」で活躍した評論家で、この人の作品が入っているだけでも押さえておきたいアンソロジーだ。 収録作は以下のとおり。海渡英祐「死の国のアリス」石川喬司「アリスの不思議な旅」都筑道夫「鏡の国のアリス」邦正...