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 ロナルド・A・ノックス/編『探偵小説十戒』を読む。
 本格探偵小説のルールを初めて明文化した有名な「ノックスの十戒」。その「ノックスの十戒」を序文としたアンソロジーだが、いわゆるオールタイムベストではなく、発表年度、つまり1928年のベストであるらしい。したがって、まずまず楽しめるレベルではあるが、決して劇的なまでに面白いわけではない。このアンソロジーが有名な主たる理由が、「ノックスの十戒」が載っているという、その一点に限られているのも無理はないだろう。ただ、収録されている作家はそれなりに貴重なラインナップなので、そういう意味では買っておいても損はない。
 収録作は以下のとおり。クリスティやノックスといった大御所は別格として、個人的にはマーティン・カンバーランドの「死の日記」が好み。魅力的な導入に反して、腰砕け気味のオチがなんともいい味。でも、当時であればそれなりにハッとするネタだったんだよなぁ。

J・D・ベレスフォード「付けぼくろ」
C・ボベット「山の秘密」
K・R・G・ブラウン「開いていた窓」
バーナード・ケープス「毒薬の瓶」
アガサ・クリスティ「火曜ナイトクラブ」
マーティン・カンバーランド「死の日記」
ギルバート・フランコウ「誰がカステルヴェトリを殺したか」
ケルマン・フロスト「夕刊最終版」
アーサー・ホファム「ガーターの夜」
ジョン・ハンター「《セブン》の合図」
デニス・マッケイル「犯罪の芸術家」
バロネス・オルツィ「圧倒的な証拠」
グラディス・セント・ジョン=ロウ「ラングトン事件」
ロナルド・ノックス「動機」


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌



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