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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 山尾悠子"

Category: 国内作家 山尾悠子    05 30, 2021
山尾悠子『飛ぶ孔雀』(文春文庫)
 結膜結石でできた傷がようやく完治。読書ペースをゆるゆる復活させて、本日は山尾悠子の『飛ぶ孔雀』を読む。 まずはストーリー……と行きたいところだが、この物語をザクっと紹介するのはかなり難しい。あまり粗筋らしい粗筋というものを感じさせず、さまざまなイメージの断片だけを垣間見せられているような、そんな物語なのである。 舞台となるのは、石切り場で事故があったため、火が燃え難くなった世界。その中で可能なかぎ...

Category: 国内作家 山尾悠子    04 17, 2019
山尾悠子『歪み真珠』(ちくま文庫)
 山尾悠子の掌編集『歪み真珠』を読む。 まさにタイトルどおり。一般的な丸い真珠ではない、いびつだが個性的な美しさを備えた、この世に二つとないバロックパール(歪み真珠)のごとき作品を集めた一冊だ。 まずは収録作。「ゴルゴンゾーラ大王あるいは草の冠」「美神の通過」「娼婦たち、人魚でいっぱいの海」「美しい背中のアタランテ」「マスクとベルガマスク」「聖アントワーヌの憂鬱」「水源地まで」「向日性について」「...

Category: 国内作家 山尾悠子    02 15, 2012
山尾悠子『ラピスラズリ』(ちくま文庫)
 山尾悠子の『ラピスラズリ』を読む。恥ずかしながら、これが初山尾悠子。 十年ほど前に『山尾悠子作品集成』が出て幻想小説方面をドッと賑わせ、それは強く印象に残っているのだが、まあこちらは幻想小説がメインストリームではないこともあって、ちょっと様子見してはや十年(笑)。 それが先頃、第二長篇の『ラピスラズリ』が文庫化されたこともあって、ようやく手を出した次第である。  とりあえず結論から書いておくと、...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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