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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 トーマス, ロス"

Category: 海外作家 トーマス, ロス    10 09, 2023
ロス・トーマス『愚者の街(下)』(新潮文庫)
 ロス・トーマスの『愚者の街』読了。『暗殺のジャムセッション』以来、ほぼ十年ぶりの新刊にたっぷりと酔いしれた。 こんな話。諜報員として香港を中心に活動するルシファー・C・ダイ。その地で長年の実績を積んできたダイだったが、ある時、任務中のトラブルに見舞われてしまい、組織を首になった上、三ヶ月の監獄暮らしを送る羽目になる。出所したダイは何の当てもなく、とりあえず手切金同然の退職金でホテルにチェックイン...

Category: 海外作家 トーマス, ロス    10 06, 2023
ロス・トーマス『愚者の街(上)』(新潮文庫)
 新潮文庫の「海外名作発掘 HIDDEN MASTERPIECES」から、ロス・トーマスの『愚者の街』をとりあえず上巻まで消化。  詳しい感想は下巻読了時に譲るとして、新潮文庫の「海外名作発掘 HIDDEN MASTERPIECES」だが、これが他社の復刻とは微妙に異なる路線で、なかなかいい味を出している。 クラシックや復刻を手がける出版社は、嬉しいことに今や老舗から大手、同人に至るまであるのだが、ここまで次から次へと出るようになると、...

Category: 海外作家 トーマス, ロス    03 16, 2012
ロス・トーマス『暗殺のジャムセッション』(ハヤカワミステリ)
 久々にロス・トーマスを読む。以前は頻繁に翻訳も出ており年末ベストテンでも常連の人気作家だったが、1995年に亡くなってからはそれもパッタリ。本日の読了本『暗殺のジャムセッション』は2009年、十三年ぶりにポケミスで翻訳された一冊となる。 冷戦時の西ドイツでスパイ戦に巻き込まれたマッコークルだったが、今では帰国して恋人フレドルと結婚、ワシントンで「マックの店」を経営する身だった。そこへ突然重傷を負って転が...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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