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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部"

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 08, 2022
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2023年版』(宝島社)
 年末の風物詩、各誌のベストテンランキングも『このミステリーがすごい!2023年版』で打ち止めか。ただ、買ってはいたがネットで結果がチラチラ出てくるので、なんだか読んだ気になってしまい、ようやく目を通してみる。  海外編のランキングについては想像していたとおり、やはり『ミステリマガジン』の「ミステリーが読みたい!」、『週刊文春』の「ミステリーベスト10」とも似通っており、1位、2位は三誌とも同じである。...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 03, 2021
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2022年版』(宝島社)
 『このミステリーがすごい!2022年版』が出ていたので買って帰る。昨日は「ミステリーベスト10」が発表された『週刊文春』も出ており、先日の『ミステリマガジン』と合わせて、早くも三つのベストテンが出揃ってしまった。  パラパラと中身を見たが、まあ、いつもどおりではある。「私のベスト6」と「我が社の隠し球」は情報として参考になるが、いわゆる企画記事はないに等しい。もちろん作家さんのインタビュー等はあるけれ...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 05, 2020
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2021年版』(宝島社)
 昨日の記事でミステリの年末ベストテンについてグダグダ描いてみたけれど、本日は大トリである、このミスこと『このミステリーがすごい!2021年版』が発売されていたので、さっそく買ってみた。 ランキングについては、嫌な予感が見事に的中して、『その裁きは死』が怒涛の三連覇。文春ベスト10の権威主義的なところが嫌だと言って新たなベストテンを提唱したこのミスだが、この結果をどう見ているのかな。下位は多少の個性も見...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 13, 2019
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2020年版』(宝島社)
 今週は仕事が何かと忙しなく、ようやく『このミステリーがすごい!2020年版』をパラパラと。  今ではなんだかんだ言われることも増えた『このミス』だが、ミステリのランキング本では一応、真打。たんに最後に出るだけという話もあるが(苦笑)、それでも信頼性がほかのランキングより多少なりとも高い気がするのは、やはりその出自(文春ミステリーベスト10のアンチテーゼとして誕生)、そして中立性の高さゆえだろう(公平を...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 15, 2018
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2019年版』(宝島社)
 『このミステリーがすごい!2019年版』にざっと目を通す。例によって管理人は国産の現代物をほとんど読まないので海外中心ではありますが。  ランキング結果は案の定『カササギ殺人事件』がトップで、これはもう鉄板だと思っていたが、二位の『そしてミランダを殺す』には正直ちょっと驚いてしまった。確か文春、早川の各ベストテンでも二位だったはずで、今年はワンツーフィニッシュをすべてこの二作で独占という結果なのだ。...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 10, 2017
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2018年版』(宝島社)
 今年も早いもので、もう年末の各種ミステリベストテンがほぼほぼ発表されたようだ。 だいたいいつもは講談社の『IN★POCKET』が「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で先陣を切り、続いて『ミステリマガジン』の「ミステリが読みたい!」、『2018本格ミステリ・ベスト10』、『週刊文春』の「ミステリーベスト10」あたりが雪崩れ込んできて、ラストを『このミステリーがすごい!』が締めるという感じだろう。 このなかで個人的にチ...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 12, 2016
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2017年版』(宝島社)
 宝島社の『このミステリがすごい!2017年版』にようやく目を通す。昨年の記事で、各誌ランキングの同一化を憂えてみたりしたのだが、今年もそれほどの差はないようだ。トップグループは似たような顔ぶれで、下位グループに多少は個性が出ているような感じか。  作り自体はいつものとおりで、基本的にはあっさり目。まあ、「このミス」もけっこう長く続いているから、今さら簡単に面白い企画が出るとも思えないが、それでも今年...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 12, 2015
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2016年版』(宝島社)
 週刊文春、ミステリマガジンのベストテンに続いて、『このミステリーがすごい!2016年版』を購入。例によって海外編のみ目を通すと、1位の『スキン・コレクター』をはじめとして、案の定ほとんどの作品がかぶっており、昨年あたりから顕著になってきたランキングの同一化はますます進んでいるような印象だ。  しかし印象だけではなんなので、今回は各ランキングの20位までを見比べてみることにした。ついでに平均順位も。デー...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 12, 2014
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2015年版』(宝島社)
 年末恒例ベストテンもこれで打ち止め、『このミステリーがすごい!2015年版』を読む。  つい先日の『週刊文春』2014年12月11日号「ミステリーベスト10」の記事で、『このミス』までトップ3が一緒になったら嫌だな、なんて話を書いたのだが、これがまあ見事に予感的中。順位までしっかり同じで、思わず腰から砕けてしまった(笑)。 すなわち一位『その女アレックス』、二位『秘密』、三位『ゴーストマン 時限紙幣』である。 ...

Category: 評論・エッセイ・ノンフィクション 『このミステリーがすごい!』編集部    12 14, 2013
『このミステリーがすごい!』編集部/編『このミステリーがすごい!2014年版』(宝島社)
 年末恒例ランキング本の締めくくりとして『このミステリーがすごい!2014年版』に目を通す。 が、この数年『このミス』に期待することは正直まったくない。 かつて自社の作品や話題作ばかりをランクインさせていた『週刊文春』のベスト10に対するアンチテーゼとして登場した『このミス』。そんな熱き精神はどこへやら、今では自社の大賞作家の作品を毎回載せているぐらいだから何をかいわんや、である。今年も某作家の作品が相...

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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