Posted in "海外作家 ブラックバーン, ジョン"
- Category: 海外作家 ブラックバーン, ジョン 06 14, 2014
- ジョン・ブラックバーン『壊れた偶像』(論創海外ミステリ)
- ワールドカップ開幕。ああ、また寝不足の日々が……。 論創海外ミステリの功績は今さら言うまでもないだが、個人的な最近のヒットはジョン・ブラックバーンの魅力を再確認させてくれたことだ。ホラー系ミステリという枠では収まらない作風、ジャンルの「混合」(融合ではなく)によるオフビートな構成が特徴で、これが思いのほかツボであった。創元の三冊もン十年前に読んではいるのだが、当時はこの面白さがピンと来なかったんだ...
- Category: 海外作家 ブラックバーン, ジョン 03 16, 2014
- ジョン・ブラックバーン『刈りたての干草の香り』(論創海外ミステリ)
- 先月読んだ『闇に葬れ』で、あらためてその実力と魅力を再認識したのがジョン・ブラックバーン。モンスターパニックをはじめとした題材の面白さやストーリー展開もいいのだが、最大の目ウロコ的重要ポイントは、ホラーやSF、本格ミステリなどの複数ジャンルを(融合ではなく)混合させたスタイルという部分であった。 とはいえその題材やスタイルを面白がる物好きが果たしてどこまでいるのかという話である。一般的なミステリフ...
- Category: 海外作家 ブラックバーン, ジョン 02 02, 2014
- ジョン・ブラックバーン『闇に葬れ』(論創海外ミステリ)
- このところ購入した新刊。まず論創社からは『新羽精之探偵小説選I』、A・K・グリーン『霧の中の館』、M・R・ラインハート『レティシア・カーベリーの事件簿』の三冊。先日『鯨のあとに鯱がくる』を読んだばかりの新羽精之にも驚いたが、A・K・グリーンとラインハートのHIBK(もし知ってさえいたら)派の固め打ちにもビックリである。 創元からはクリスチアナ・ブランド『領主館の花嫁たち』、エドワード・D・ホック『サイモン・...