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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 栗田信"

Category: 国内作家 栗田信    08 11, 2022
栗田信『双頭の鬼』(湘南探偵倶楽部)
 先日の『銀座不連續殺人事件』に続いて湘南探偵倶楽部さんの新刊をもういっちょ。栗田信の『双頭の鬼』である。  かつては猫の目正平として知られた大泥棒、緒方正平。現役を退いで貴金属商を営む身だが、暗黒街での顔の広さや鋭い頭脳は健在で、今では警察の知り合いもちょくちょく事件の相談にくるという、知る人ぞ知る存在である。 その正平の元にやってきたのは古屋刑事。最近、東京で噂されている「蜘蛛男」、二つの頭と...

Category: 国内作家 栗田信    07 08, 2020
栗田信『蛇女対マングース男爵 栗田信傑作集 下巻』(盛林堂ミステリアス文庫)
 『蛇女対マングース男爵 栗田信傑作集 下巻』を読む。当初は上巻『和製シャーロック・ホームズの冒険』に続いて一気に読もうと思っていたのだが、あの作風と内容で立て続けに二冊はやっぱり辛いなと思い直し、クイーンや連城三紀彦を挟んで少し口直しをした次第(笑)。もちろん、これは決して栗田信を貶めているのではなく、むしろその個性を尊重してのことなので念のため(笑)。 第一部 ミステリ「原色の迷路」「妄想の中の...

Category: 国内作家 栗田信    06 27, 2020
栗田信『和製シャーロック・ホームズの冒険 栗田信傑作集 上巻』(盛林堂ミステリアス文庫)
 栗田信の『和製シャーロック・ホームズの冒険 栗田信傑作集 上巻』を読む。あの怪作『発酵人間』復刊で一気に有名になった感もあるとはいえ、基本的には知る人ぞ知るマイナー作家。貸本にも作品を発表していたり、別名義もあったことから、なかなか著作の全貌が掴めないらしい。とにかく予想以上に作品を書いていたことは間違いないようだが、本書はそんな栗田信が雑誌に書き残したままにしていた作品から傑作をセレクトしたもの...

Category: 国内作家 栗田信    08 17, 2014
栗田信『醗酵人間』戎光祥出版
 『醗酵人間』が「ミステリ珍本全集」のラインナップとして発表されたときは、ネット上に衝撃が走った(笑)。戦後SF最大の怪作と言われ、オークションではン十万円の値がついたとかつかないとか言われていた、あの『醗酵人間』が新刊として刊行されるというのである。SFや怪奇マニアでなくともそれは気になる。 しかもふたを開ければ「醗酵人間」を初めとする三長篇(連作短編集というほうが適切か)に加え、短篇四作も収録とい...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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