Posted in "国内作家 快楽亭ブラック"
- Category: 国内作家 快楽亭ブラック 01 23, 2016
- 快楽亭ブラック『快楽亭ブラック集 明治探偵冒険小説集2』(ちくま文庫)
- 『快楽亭ブラック集 明治探偵冒険小説集2』を読む。この明治探偵冒険小説集シリーズでは黒岩涙香、押川春浪を以前に読んでいるが、なんといってもこの巻が一番の異色作だろう。 快楽亭ブラックは明治時代に活躍したオーストラリア出身の落語家である。ジャーナリストの父と共に六歳で来日し、成長してからは父の新聞事業を手伝うなどしていたが、日本文化に触発され、講談師を経て落語家になったという変り種。当時はその珍しさ...