Posted in "国内作家 戸田巽"
- Category: 国内作家 戸田巽 03 26, 2016
- 戸田巽『戸田巽探偵小説選II』(論創ミステリ叢書)
- 『戸田巽探偵小説選』の二巻目読了。戦前の作品をまとめた一巻に続き、こちらでは主に戦後に書かれた作品を収録しており、二冊でみごと戸田巽全集の完成である。 まずは収録作。「幻視」「深夜の光線」「悲しき絵画」「踊る悪魔」「ビロードの小函」「ギャング牧師」「屍体を運ぶ」「落ちてきた花束」「二科展出品画の秘密」「第四の被害者」「訪問」「鉄に溶けた男」「湖上の殺人」「朝顔競進会」「色眼鏡」「人形師」「狭き門...
- Category: 国内作家 戸田巽 03 10, 2016
- 戸田巽『戸田巽探偵小説選I』(論創ミステリ叢書)
- 本日は論創ミステリ叢書から『戸田巽探偵小説選I』を読了。 戸田巽は神戸出身。戦前から戦後にかけて活躍した作家だが、その本業は百貨店勤務というアマチュア作家で、活動の舞台もほぼ地元関西の探偵小説誌に限られていた。 当然ながら作品数も多くはない。本書が刊行されるまでに多少なりとも読めたのは、光文社文庫の『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション(上)』に収録された「目撃者」。同じく光文社文庫『「新...