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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 テイ, ジョセフィン"

Category: 海外作家 テイ, ジョセフィン    05 31, 2020
ジョセフィン・テイ『美の秘密』(ハヤカワミステリ )
 ジョゼフィン・テイといえば『時の娘』で知られる英国の本格探偵作家だが、これまでに読んだ範囲では意外にオーソドックスな本格ものは少なく、本格をベースにしつつも設定やアプローチにけっこう趣向を凝らしているのが印象的である。まあ『時の娘』からして歴史物&安楽椅子探偵という、かなり特殊な作品だったわけだが。 とにかくその趣向の面白さがテイの持ち味で、本日の読了本『美の秘密』でもその持ち味が十分発揮されて...

Category: 海外作家 テイ, ジョセフィン    03 11, 2009
ジョセフィン・テイ『歌う砂』(論創海外ミステリ)
 ジョセフィン・テイの『歌う砂』読了。1952年に亡くなった著者の最後の作品である。 療養のためにスコットランドへ向かったグラント警部は、列車の中である青年の死に遭遇する。死体には特に不審な様子もなく、あくまで休暇中であることから、その場を地元警察に任せて立ち去ったグラント。だが、そこで偶然手に入れた新聞には、奇妙な詩が書き込まれていた。「しゃべる獣たち 立ち止まる水の流れ 歩く石ころども 歌う砂………...

Category: 海外作家 テイ, ジョセフィン    07 02, 2006
ジョセフィン・テイ『裁かれる花園』(論創海外ミステリ)
 ジョセフィン・テイの『裁かれる花園』読了。 心理学の本でベストセラー作家となった元フランス語教師のミス・ピム。彼女はかつての同級生であり、現在では女子体育大学校長の職に就く友人のために、学校で講演を行うことになった。純真な学生たちに囲まれて幾日か過ごすうち、ピムは次第に校内に根付く不協和音に気づき始める……。 読めば読むほど、ジョセフィン・テイという作家が非常にバラエティに富んだ作風の持ち主だった...

Category: 海外作家 テイ, ジョセフィン    06 04, 2006
ジョセフィン・テイ『魔性の馬』(小学館)
 所沢で開催されている「彩の国古本まつり」をのぞきにいくも大した収穫なし。セシル・デイ・ルイスの『オタバリの少年探偵たち』を買えたのが唯一の救い。 読了本はジョセフィン・テイの『魔性の馬』。こんな話。 広大な牧場を経営するアシュビー家に、自殺したと思われた長男のパトリックが帰ってきた。家督相続予定者だった双子の弟サイモンを初め、困惑する家族や周囲の者たちだったが、次第に彼を受け入れようとする。だが...

Category: 海外作家 テイ, ジョセフィン    05 12, 2006
ジョセフィン・テイ『列のなかの男 グラント警部最初の事件』(論創海外ミステリ)
 ジョセフィン・テイもここ数年でずいぶん紹介が進んだ作家の一人だ。ハヤカワミステリでは過去に数作翻訳されてはいたがほぼ壊滅状態。長らくハヤカワ文庫の『時の娘』のみしか読めなかったというのに、えらい出世である。 ちなみに、名作といわれている『時の娘』だが、実は個人的には全然駄目。手元の資料だけを頼りにし、純粋に推理だけで歴史の定説を覆すという趣向はもちろん楽しい。ただ、このリチャード三世という題材が...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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