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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E"

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    11 25, 2022
ドナルド・E・ウェストレイク『ギャンブラーが多すぎる』(新潮文庫)
 ドナルド・E・ウェストレイクの『ギャンブラーが多すぎる』を読む。新潮文庫の「海外名作発掘 HIDDEN MASTERPIECES」の一作。 こんな話。ギャンブル好きのタクシードライバー、チェットは、あるとき客から競馬の裏情報を入手する。それが見事に的中し、配当金を受け取りにノミ屋のトニーを訪ねてゆく。ところがトニーの自宅で発見したのは、撃ち殺されたトニーの死体。警察に連絡し、いったんは解放されたものの、彼のもとへさ...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    11 04, 2018
D・E・ウェストレイク『さらば、シェヘラザード』(国書刊行会)
 世田谷文学館でやっている「筒井康隆展」を訪問。ほんとはイベントをやっていた昨日がよかったのだけれど、所用で止むを得ず。 筒井康隆にはまったのは高校の頃だがそれ以来ずっと読んでいて、特に新刊をリアルタイムで読み始めた『虚航船団』の頃から断筆宣言するあたりまでは傑作が目白押しで幸せな時期であった。好きな作品を五作選べと言われたら『大いなる助走』『虚航船団』『文学部唯野教授』『ロートレック荘事件』『残...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    02 02, 2013
ドナルド&アビー・ウェストレイク『アルカード城の殺人』(扶桑社ミステリー)
 向こう半年ほど仕事がとてつもなく忙しくなりそうな予感だが、とりあえずこの週末はできるだけ体を休める方向で。 ドナルド・E・ウェストレイクが奥さんのアビーと合作した『アルカード城の殺人』を読む。 本作は普通のミステリではなく、ホテルで行われた推理ゲームイベントをノヴェライズしたもの。日本でもそういうイベントがあったと記憶するが、これは参加者が探偵役としてホテルに宿泊し、そこで演じられる芝居やムービ...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    10 17, 2009
ドナルド・E・ウェストレイク『忙しい死体』(論創海外ミステリ)
 ドナルド・E・ウェストレイクの『忙しい死体』を読む。 ハードボイルドでスタートした著者が、その作風をユーモアに転換させていった時期の作品。このひとつ前には同じくユーモアミステリの『弱虫チャーリー、逃亡中』があり、その前には『憐れみはあとに』があるのだが、こちらはハードボイルドから離れたとはいえスリラーであったし、本格的にユーモアを取り入れたのは本書が二作目となる。  ボスの片腕として働く、若きギ...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    10 13, 2009
ドナルド・E・ウェストレイク『泥棒が1ダース』(ハヤカワ文庫)
 ドナルド・E・ウェストレイクの『泥棒が1ダース』を読む。ハヤカワ文庫でスタートした「現代短篇の名手たち」の三発目。ルヘイン、ランキンときて、ウェストレイクなので、このシリーズの質はもう完全に保証されたといってよい(ただ、文庫落ちがいくつかあるのは残念)。  本書はウェストレイクの短編集というだけではなく、泥棒ドートマンダーものの短編集でもある。ドートマンダーと言えば、ローレンス・ブロックのバーニイ...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    04 09, 2009
ドナルド・E・ウェストレイク『憐れみはあとに』(ハヤカワ文庫)
 引き続きウェストレイク消化。ものは1964年に発表された『憐れみはあとに』。 ハードボイルドでデビューしたウェストレイクが、その作風をユーモアに転換したことはよく知られているが、そのちょうど切り替わりの時期に発表されたのが本書。だからといって、ハードボイルドとユーモアが融合した作品なのかというとそんなことは全然無くて、これがなんとサイコスリラー調の物語であった。  精神病院に収容されていたある患者が...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    04 07, 2009
ドナルド・E・ウェストレイク『空中楼閣を盗め!』(ハヤカワ文庫)
 ドナルド・E・ウェストレイクの『空中楼閣を盗め!』を読む。この人の作品もずいぶん読んだはずだけど、けっこう読み残しも多くて、そもそもスタークやタッカー・コウなど別名義分はほとんど読んでない。追悼、というわけでもないが、ぼちぼち読み進めなければ。ううむ、いつもこういうことばかり書いている気が……。  南米のとある小国では大統領がクーデターとゲリラの突き上げにあい、秘かに国外脱出を考えていた。問題は莫...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    07 07, 2007
ドナルド・E・ウェストレイク『殺しあい』(ハヤカワ文庫)
 ニューヨーク州の地方都市ウィンストン。ギャングと政財界、役人の癒着は今に始まったことではなく、昔から人々はそれなりに折り合いをつけて暮らしてきた。主人公のティムもその一人。自ら犯罪に手を染めることはなかったが、見て見ぬふりをすることで生きる糧を得、今では街で唯一の私立探偵として、不自由のない生活を送っていた。 そんなある日、「市政浄化連盟」と名乗る団体から、ウィンストンの汚職を正すべくティムに接...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    06 24, 2006
ドナルド・E・ウェストレイク『弱虫チャーリー、逃亡中』(ハヤカワミステリ)
 なぜか急にモンティ・パイソンが見たくなって、HMVまで出かける。だが残念ながらTV版はなく、仕方ないので再編集された映画版『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』を購入。 中学の頃、ブラックユーモアの何たるかを教えてくれたのが、テレビでやっていた『空飛ぶモンティ・パイソン』だった。それ以来ギャグが面白いかどうかの線引きは、常にモンティ・パイソンだったような気がする。 ドナルド・E・ウェストレイクの『弱虫チ...

Category: 海外作家 ウェストレイク, ドナルド・E    02 15, 2006
ドナルド・E・ウェストレイク『骨まで盗んで』(ハヤカワ文庫)
 ドナルド・E・ウェストレイクの『骨まで盗んで』を読む。 ウェストレイクはお気に入りの作家だが、その中でもドートマンダー・シリーズは掛け値なしに面白い。基本的にはユーモアミステリなので、毎回それほど大きな変化があるわけではない。ドートマンダーとその一味が盗みを企てるも、思わぬアクシデントに見舞われて、それを何とかしようとするうちにますますトンデモナイことに……というのがいつものパターンだ。個性的な常...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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