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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 アルレー, カトリーヌ"

Category: 海外作家 アルレー, カトリーヌ    04 02, 2022
カトリーヌ・アルレー『狼の時刻』(東京創元社)
 本日の読了本はカトリーヌ・アルレーの『狼の時刻(とき)』。日本びいきの著者が東京創元社の依頼で書き下ろした作品で、本国に先駆けて刊行されたらしい。 こんな話。子供の頃からぐれていたロランは、その経験を活かして、殺人とスキャンダルしか扱わない低俗雑誌でライターとして活躍していた。しかも若くして自分の美貌をエサに女性から貢がせることまで覚え、今はビアンカという二十歳も年上の女性に取り入っていた。 あ...

Category: 海外作家 アルレー, カトリーヌ    05 01, 2019
カトリーヌ・アルレー『犯罪は王侯の楽しみ』(創元推理文庫)
 平成最後の読了本はカトリーヌ・アルレー『犯罪は王侯の楽しみ』でありました。ということで令和最初のブログ更新はカトリーヌ・アルレー『犯罪は王侯の楽しみ』の感想から。 こんな話。引退を間近にひかえるロンドン警視庁のCID長官のスコット。そんな彼の自宅へ大富豪のウィリアム・ウィスランドが突然やってきた。ウィスランドはより刺激を求めて強盗を計画することにしたので、スコットに協力してくれと依頼する。初めは冗...

Category: 海外作家 アルレー, カトリーヌ    03 16, 2019
カトリーヌ・アルレー『死ぬほどの馬鹿』(創元推理文庫)
 カトリーヌ・アルレーの『死ぬほどの馬鹿』を読む。 アルレーはフランスを代表するサスペンス作家。それまで勧善懲悪が当たり前だったミステリに、完全犯罪を成功させる作品『わらの女』を発表し、一躍その名を知られるようになった。 最近は名前を聞くことも少なくなったが、ひところは創元推理文庫で定期的に翻訳されるほど人気があり、その割には『わらの女』以外の作品はそれほど知られてはいなかったりと、なかなか我が国...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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