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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 ディキンスン, ピーター"

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    06 05, 2015
ピーター・ディキンスン『封印の島』(論創海外ミステリ)
 ピーター・ディキンスンのピブル警視シリーズ第三作、『封印の島』を読む。 ピブル警視シリーズをはじめとするディキンスンのミステリはもともと難解で、奇妙な世界観のもとに展開されることが多いが、本作もその例に漏れぬ異色の設定である。 こんな話。スコットランド南西に位置するクラムジー島。その島にいる科学者からピブル警視のもとに来島の要請があった。ノーベル賞も受賞したことのあるその科学者こそ、ピブル警視が...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    08 10, 2013
ピーター・ディキンスン『生ける屍』(ちくま文庫)
 いや、今日は暑かった。甲府では四十度を超えたとかで、いったいどんな暑さなんだこれは。東京でも三十七度オーバーだったが、仕事の絡みもあり、覚悟を決めてコミケをのぞきにいく。当然ながら壮絶な人出と熱気で、あちらこちらで倒れる人続出。そりゃそうだわな。こちらも噴き出す汗で頭から水をかぶったような状態になり、早々に退散。 読了本はピーター・ディキンスンの『生ける屍』。 効き目揃いのサンリオ文庫にあってト...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    09 17, 2007
ピーター・ディキンスン『キングとジョーカー』(扶桑社ミステリー)
 いろいろとグダグダしていて、久々の感想UP。ものはピーター・ディキンスンの『キングとジョーカー』。ミステリ者にとっては、高値絶版サンリオSF文庫の中でもとりわけ気になる一冊であったが、昨年末に扶桑社より復刻されたのはまだ記憶に新しいところ。まともに古書で買うと軽くン千円はするので、文庫一冊にそれはなぁ……という気持ちが先に立ってなかなか買えなかったのだが(そのくせ新刊では気にせず大人買いしたりするのだ...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    06 07, 2006
ピーター・ディキンスン『エヴァが目ざめるとき』(徳間書店)
 ピーター・ディキンスンの『エヴァが目ざめるとき』を読む。 ミステリではなくSF作品なのだが、ヤングアダルト向けということもあってか、かなりストレートなお話。ディキンスンにはミステリで変化球ばかり読まされてきたので、こういうちゃんとした話(?)も書けるのだと、まず変なところに感心してしまった(笑)。 野生動物のほとんどが絶滅し、人類もゆるやかに滅びようとしている近未来が舞台。チンパンジーを研究する父...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    07 28, 2004
ピーター・ディキンスン『聖書伝説物語』(原書房)
 仕事で大書店をいくつか視察。夕方から出たのにやっぱ暑い。 あのピーター・ディキンスンが聖書を小説にしたというので読んでみた。原書房から出た『聖書伝説物語』である。 やはり巧いわ、ディキンスンは。邦訳された一連の奇妙なミステリを読んでいると、この人の脳内回路はどうなっているのだろうかと不思議でならないのだが、本書やアーサー王伝説をモチーフにした『アーサー王物語伝説 魔術師マーリンの夢』を読むと、実に...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    03 09, 2004
ピーター・ディキンスン『盃のなかのトカゲ』(ハヤカワミステリ)
 ピーター・ディキンスン『盃のなかのトカゲ』を読む。まずはストーリー。 ギリシャの南西沖はイオニア海に位置するヒオス島。美しい自然と幾多の伝説が残るその島で、もっとも豪華な別荘を構えているのが大富豪タナトスであった。実業界で名をあげ、巨大な財力と権力を有する彼は、同時に敵も多い。今回は西インド諸島のマフィアの権利を横取りしようとしたため、襲撃の危険もあるという。そこで信頼する四人の部下に召集がかか...

Category: 海外作家 ディキンスン, ピーター    03 04, 2004
ピーター・ディキンスン『眠りと死は兄弟』(ハヤカワミステリ)
 ピーター・ディキンスンの『眠りと死は兄弟』読了。 CWAのゴールド・ダガー賞2年連続受賞という実績のあるディキンスンだから、もちろんその作品のレベルは高いが、同時に大変ユニークな作品を書くことでも知られている。 特に目立つのが、小宇宙とも言うべき、その奇妙な世界観。実際にはちょっとあり得ないような変な設定を作り出し、その中で事件を発生させる。おまけに文章も独特のリズムをもち、意識や場面の描写が微妙に...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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