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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 有馬頼義"

Category: 国内作家 有馬頼義    07 26, 2020
有馬頼義『殺意の構成』(新潮社)
 有馬頼義の『殺意の構成』を読む。有馬作品はとりあえず高山検事と笛木刑事の三部作を読めたので、憑き物が落ちた感じだったのだが、くさのまさんからのコメントで本書を薦められて手に取ってみた次第。 こんな話。父を戦争によって失い、小倉で母の加代と暮らす高倉高代。そんな高代の元へ、彼女の遠縁にあたる幼馴染み・矢元春和が復員して姿を現した。春和には出生前に久留米で結婚した愛子という妻がいたが、愛子は子供の頃...

Category: 国内作家 有馬頼義    05 04, 2020
有馬頼義『殺すな』(講談社)
 有馬頼義の『殺すな』を読む。高山検事&笛木刑事コンビ三部作の掉尾を飾る作品。 まずはストーリーから。笛木刑事は近所に住む顔見知りの植木屋・杉山のことが気になっていた。酒が弱いはずなのに朝から酒を飲み、しかもひと懐っこいはずの彼が自分を避ける素振りを見せたからだ。調べてみると杉山が出入りしている鹿村家の娘が一週間、幼稚園を休み、明日から幼稚園に復帰するという日曜の朝、杉村は鹿村に酒をご馳走になった...

Category: 国内作家 有馬頼義    03 20, 2020
有馬頼義『リスとアメリカ人』(講談社)
 有馬頼義の『リスとアメリカ人』を読む。先日、読んだ『四万人の目撃者』に登場した高山検事と笛木刑事が再登場するシリーズの第二作。ちなみにこのコンビが登場する作品はもうひとつ『殺すな』があり、三部作となっている。 まずはストーリー。銀座の一角にある古びたビルのなかに、政界の要人も頻繁に利用する深草診療所がある。建物こそ古いものの医療設備は最新、医師会の重鎮でもあった深草の評判は上々であった。そんな診...

Category: 国内作家 有馬頼義    03 01, 2020
有馬頼義『四万人の目撃者』(中公文庫)
 昭和の古いところをぼちぼちと読み進めているけれども、本日は有馬頼義の『四万人の目撃者』。1958年の作品である。いうまでもなく有馬頼義は直木賞も受賞した中間小説の実力派作家。ミステリも多く残しており、本作では日本探偵作家クラブ賞も受賞している。 プロ野球のペナントレースも終盤に近づく九月。セネタースの四番打者・新海清はスランプに陥っていたが、その日の試合で最近の不調を吹き飛ばすような快打を放つ。とこ...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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