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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 筒井康隆"

Category: 国内作家 筒井康隆    06 13, 2020
筒井康隆『筒井康隆、自作を語る』(ハヤカワ文庫)
 『筒井康隆、自作を語る』を読む。題名どおり、筒井康隆が自作について語ったインタビュー集である。 もとは出版芸術社の〈筒井康隆コレクション〉刊行を記念し、複数回にまたがって行われたトークショーをまとめたもので(その後『ハヤカワSFマガジン』に掲載)、これに徳間文庫の〈テーマ別自選短篇集〉の巻末に付けられたインタビューを合わせて収録した一冊。 今回の文庫化にあたっては、復刊ドットコムの〈筒井康隆全戯曲...

Category: 国内作家 筒井康隆    01 08, 2012
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』(新潮社)
 筒井康隆の『ダンシング・ヴァニティ』を読む。もう出てから四年ほど経つ本だが、これをなんで今まで読まずにおいていたのか、ちょっと自分を責めたくなるぐらい面白い本であった。  ストーリー的にはそれほど大した筋もない。美術評論家、渡真利が新書でベストセラーを出してから以後の暮らし、家族の様子を追う家族小説といった趣き。だが、これはほんとに大筋にすぎなくて、正直、ストーリーの意味など本書にはまったくない...

Category: 国内作家 筒井康隆    01 09, 2011
筒井康隆『漂流 本から本へ』(朝日新聞出版)
 かつて朝日新聞の日曜版に掲載されていた筒井康隆の『漂流 本から本へ』が、一冊の本にまとめられた。そのほとんどは既読のはずだが、連載当時から気に入っていたこともあって、書店で見かけて即購入。  内容は著者の半生を追いながら、その当時に読んでいた本を紹介するといったもので、要は自伝+書評といったスタイル。新聞の連載だから一回ごとの分量や掘り下げ方はそれほど大したものではないのだが、あらためて読んでみ...

Category: 国内作家 筒井康隆    01 17, 2008
筒井康隆『巨船ベラス・レトラス』(文藝春秋)
 本日の読了本は筒井康隆の『巨船ベラス・レトラス』。 本作は現代の文壇を舞台にした実験的小説であり、こう書くと察しのいい筒井ファンならすぐに『大いなる助走』が頭に浮かぶところだろうが、確かに縦軸としては作家を主人公にして現代の文壇や出版業界を徹底的に揶揄してはいるものの、そこにお得意のメタ・フィクショナルな構造をもちだしきて様々な文学論を幾重にも重ねてゆくのは『文学部唯野教授』や『虚構船団』あたり...

Category: 国内作家 筒井康隆    05 27, 2006
筒井康隆『壊れかた指南』(文藝春秋)
 映画の『ダ・ヴィンチ・コード』を観る。もちろん人気はあるのだろうが、上映館が多いせいか(立川だけでも3館)、前の方にはちらほら空席も。 内容は原作をがんばって再現している感じだが、さすがに二時間半に詰め込むには無理があるのか、説明不足&飛ばしすぎなところが多々ある。原作を読んでない人は本当に暗号解読やストーリーの流れについていっているのかどうか、人ごとながら不安になる(笑)。 まあ、期待しないで...

Category: 国内作家 筒井康隆    02 22, 2006
筒井康隆『銀齢の果て』(新潮社)
 以前ほど漫画は読まなくなったのだが、それでも発作的に読みたくなることもあるもので、先日、二ノ宮知子『のだめカンタービレ』をまとめて買って一気に読んでしまった。これは面白いわ。会社の若い連中に勧められたのだが、クラシック界という設定もいいが、それよりもストーリー性とほのぼの感とギャグのバランスが絶妙。絵はあまり上手くないが、それすらも味に思える。 筒井康隆『銀齢の果て』を読む。内容は老人版『バトル...

Category: 国内作家 筒井康隆    01 22, 2005
筒井康隆『笑犬樓の逆襲』(新潮社)
 相方と友人夫妻の4人で食事。旦那がフリー編集者で、一昨年に自分で会社も興し、自社の出版物も作っている。自社での発刊はまだ少ないが、意外に幅広いコネクションを持っていて、売れ筋の著者を起用して確実に版も重ねているようだ。本人にしてみればある程度の勝算はあったと思うが、会社を起こすと決めたときはさすがに奥さんが焦ったとのこと。まあ無理もなかろう。とにかく頑張っているやつと話をするのは楽しい。 筒井康...

Category: 国内作家 筒井康隆    11 15, 2003
筒井康隆『ヘル』(文藝春秋)
 本屋をのぞくと、筒井康隆の新刊『ヘル』を目にする。おお、久しぶり。その他にもクリスティ全集や平林初之輔、横溝正史の新刊などと一緒に(この面子で新刊というのがすごい)どさっと買い込んで、とりあえず『ヘル』は一気に読む。 『ヘル』。まずは堪能。 久々に筒井康隆らしい作品を読んだ気がする。ほとばしる言葉の奔流、現実と虚構の狭間、本能と理性の境界……。作者が過去に発表した傑作群を想起する作品である。しかも...

Category: 国内作家 筒井康隆    04 14, 2003
筒井康隆『小説のゆくえ』(中央公論新社)
 久しぶりに筒井康隆の新刊を買う。『小説のゆくえ』である。 ここ数年のものは軽い内容のものばかりで、正直、読む気がしなかったのだが、本作は違う。雑文集とはいいながら、けっこう手応えのある文学論、先だって刊行された訳書の『悪魔の辞典』などにまつわる話も収録されているので、読み応えはかなりのものである。快刀乱麻のごとき筒井氏の筆先が久々にうなるのを見た感じ。 ただし、断筆宣言後に綴られたエッセイやらを...

Category: 国内作家 筒井康隆    03 03, 2002
筒井康隆『愛のひだりがわ』(岩波書店)
 世間ではひな祭りらしいが、一切関係なし。久しぶりの連休でひたすら資料を整理したり、持ち帰った仕事を適当にこなしたり、犬と散歩したりしてぐだぐだ過ごす。 本日の読了本は、筒井康隆『愛のひだりがわ』。 うー、つまんなくはないのだが、最近の作品とはもう波長が合わなくなってきた気がする。ツツイストとまではいかないが、彼の著作と出会った高校生の頃から、二十年以上もファンとして読み続けてきたんだけどなぁ。 ...

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Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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