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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 長田幹彦"

Category: 国内作家 長田幹彦    12 01, 2021
長田幹彦『蒼き死の腕環』(ヒラヤマ探偵文庫)
 長田幹彦の『蒼き死の腕環』を読む。大正十三年に雑誌『婦人世界』に連載された作品である。探偵小説史的にいうと、本作の前年に乱歩が「二銭銅貨」を発表してデビューしており、日本の探偵小説にもいよいよ本格の息吹が芽生えたという頃だろう。 とはいえすぐに次々と本格探偵小説が生まれるわけではない。その主流はまだまだ通俗的なスリラーであり、しっかりとした謎解き要素をもった作品は少なかった。大衆小説の書き手であ...

Category: 国内作家 長田幹彦    10 11, 2020
長田幹彦『九番館』(ヒラヤマ探偵文庫)
 そこそこの読書家であれば、新刊が出たら内容に関係なくとりあえず押さえるご贔屓の作家がいると思う。これがもう少し進むと、お気に入りのシリーズや叢書、全集などに手を出すようになる。内容や作家に関係なく、そのシリーズなり叢書の新刊はすべて買ってしまうわjけだ。通し番号なんかが入っていた日にはもう目も当てられない。抜けた数字が気持ち悪いってんで、もう買わずにはいられない。誠に因果な趣味ではある。 ただ、...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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