Posted in "海外作家 ペアーズ, イーアン"
- Category: 海外作家 ペアーズ, イーアン 11 23, 2020
- イーアン・ペアーズ『指差す標識の事例(下)』(創元推理文庫)
- イーアン・ペアーズの『指差す標識の事例』下巻をようやく読了。上下巻合わせると十日間ぐらいかかってしまった。上下巻合わせて千ページ以上というボリュームのせいはもちろんだが、ところどころで前を読み返したり、英国史について調べたりしながら読んだこともあって、まあ疲れた(苦笑)。 これでつまらない作品だったら本当にガックリくるところだが、まあ、期待どおりの面白さはあってひと安心である。 時は十七世紀...
- Category: 海外作家 ペアーズ, イーアン 11 15, 2020
- イーアン・ペアーズ『指差す標識の事例(上)』(創元推理文庫)
- 今年の翻訳ミステリで最も注目され、年末のランキング企画でもおそらくはトップを争うのではないかと思われる『指差す標識の事例』をとりあえず上巻まで読む。 「『薔薇の名前』とアガサ・クリスティの名作の融合」という出版社の煽りも凄いけれど、清教徒革命後の英国を舞台にした歴史ミステリ、1000ページを優に超えるボリューム、四人の語り手による四部構成、加えてそれを四人の著名翻訳家がそれぞれ担当するという座組み...