Posted in "海外作家 ディケンズ, チャールズ"
- Category: 海外作家 ディケンズ, チャールズ 01 11, 2021
- チャールズ・ディケンズ『ディケンズ短篇集』(岩波文庫)
- 長篇では探偵小説趣味の強い作品もあるチャールズ・ディケンズだが、短篇でもそういう作品は少なくない。そもそも岩波文庫から出ている本書などは、ミステリ的要素や超自然的要素を含んだ作品、異常心理を追求した作品を中心に編纂されたということで、前々から気になっていた一冊である。 The Story of the Goblins Who Stole a Sexton「墓掘り男をさらった鬼の話」The Bagman's Story「旅商人の話」A Tale about a Queer Clie...
- Category: 海外作家 ディケンズ, チャールズ 12 20, 2020
- チャールズ・ディケンズ『探偵局』(湘南探偵倶楽部)
- チャールズ・ディケンズの『探偵局』を読む。湘南探偵倶楽部が復刻した短編で、もとは博文館が1930年に刊行した〈世界探偵小説全集〉第一巻『古典探偵小説集』に収録されていたものだ。 英国を代表する作家ディケンズは、探偵小説テイストの作品を多く残したことでも知られている。多分それは長篇での印象がそうさせているのだろうが(実際、未完の長篇ミステリも書いたわけだし)、短篇も然り。岩波文庫の『ディケンズ短篇集...