Posted in "海外作家 クロウ, キャサリン"
- Category: 海外作家 クロウ, キャサリン 11 07, 2021
- キャサリン・クロウ『スーザン・ホープリー』(ヒラヤマ探偵文庫)
- キャサリン・クロウの『スーザン・ホープリー』を読む。ヴィクトリア朝時代の初期、1841年に刊行された小説で、表紙の惹句には〈「モルグ街の殺人」と同じ年に発表された世界初の女性アマチュア探偵小説〉とあり、この事実だけでも本書は読む価値がある。 版元のヒラヤマ探偵文庫は平山雄一氏が個人で翻訳から発行まで行っている同人誌だが、普段は「クイーンの定員」や「ホームズのライヴァル」といったテーマが中心。いわゆる...