Posted in "海外作家 シムズ, ジョージ"
- Category: 海外作家 シムズ, ジョージ 06 06, 2023
- ジョルジュ・シムノン『サン=フォリアン教会の首吊り男』(ハヤカワ文庫)
- 久しぶりにメグレものを読んだらあまりに酔えたので、もう一冊読むことにする。これも新訳で出たばかりの『サン=フォリアン教会の首吊り男』である。 まずはストーリー。メグレ警視がブリュッセルでベルギー警察との協議を終え、空き時間にカフェに入った時のことだった。いかにも失業者然とした男がポケットから札束を出し、それを無造作に小包にし始めたのだ。やがて男はそれを郵便局で普通の小包としてパリに送り、さらには...
- Category: 海外作家 シムズ, ジョージ 05 26, 2023
- ジョージ・R・シムズ、他『英国犯罪実話集』(ヒラヤマ探偵文庫)
- 今月は文学フリマがあったおかげで、いろいろと同人の類が発行され、いくつか買い集める。以前は仕事の関係でコミケやらコンベンションにはいろいろと参加したことがあるのだが、年のせいで体力的にああいうのが辛く、最近はすっかりご無沙汰である。ネット上での知人の方々のお顔も拝見したいし、直接ご挨拶もしたいところだが、とりあえずネット販売の売り上げには貢献しているので勘弁してもらおう。 本日の読了本は、そんな...
- Category: 海外作家 シムズ, ジョージ 09 07, 2022
- ジョージ・シムズ『女探偵ドーカス・デーン』(ヒラヤマ探偵文庫)
- ジョージ・シムズの『女探偵ドーカス・デーン』を読む。いわゆる「シャーロック・ホームズの姉妹たち」を代表する女探偵の一人、ドーカス・デーンを主人公にした短篇集。かの「クイーンの定員」にも選ばれているが、日本ではまったく知られておらず、これが本邦初紹介となるようだ。 『Dorcas Dene, Detective』1897年The Council of Four「四人委員会」、The Helsham Mystery「ヘルシャム事件」The Man with the Wild Eyes「無...