fc2ブログ
探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in 07 2006

『ステルス』

 三連休だが、体調はいまひとつ。家で資料整理などをだらだらやりつつ、途中でDVDの『ステルス』視聴。最新CGによるドッグファイトを楽しみにしていたのだが、蓋を開けてみればとんでもないストーリー展開にしばし唖然。
 以下、ネタバレ御免。
 導入部はいたって普通。人工知能を持った最新戦闘機「エディ」が人間の指示を聞かなくなり暴走するという、よくあるパターンだ。選び抜かれたテロ対策専門の三人のエースパイロットとチームを組まされた「エディ」。「目標を殲滅するためならじゃまするものはすべて排除する」とばかりに行動し、そのせいで一人は命を落とし、一人は北朝鮮へと不時着してしまう。無理矢理なのはここからで、なんと残された主人公は駆け引きによって、人工知能エディの暴走を食い止めるのである。そればかりか主人公はエディの火災を防ぐことで、二人(?)の間に友情めいたものすら芽生えてしまう。
 人工知能が人間に牙をむく話じゃなかったのか、これ。ちょっと前までじゃまするやつはすべて排除する方向で行動していたのに、いきなり義理人情で行動するのか? そもそも中央コンピュータにまで侵入できる性能をもった人工知能が人間の説得に負けていいのか? 人間の会話を聞いて成長するのはかまわないが、おそろしいほど自分に都合のいい部分しか聞かないのはいかがなものか?
 もう突っ込み入りまくり。ご都合主義もある程度は仕方ないが、これじゃいくらなんでも多すぎる。ちなみに話の方はここからもう2エピソードぐらいあって、二人はさらに親密になり、最後には北朝鮮へ仲間の救出に向かうのである。これじゃあジャンプのマンガと一緒だ(笑)。
 役者さんはあまり知らない人たちだったが、なかなか悪くなく、CGもまずまず。それだけにトンデモなストーリー展開が惜しまれる。とてつもない性能を有した戦闘機を、人間がどうやって撃墜するのか、そんな興味で観たかったのになぁ。


« »

07 2006
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

ツリーカテゴリー