ブログの訪問回数を示すアクセスカウンターが、遂に30万ヒット達成。本当にありがとうございます。
20万ヒットがやはり昨年五月のことなので、一年で10万アクセス。超アバウトにいうと一日平均300というあたりでしょうか。
ミステリのブログを標榜しながら話題の人気作家などはほとんど取り上げず、古い探偵小説やら海外ミステリなど、自分の好みのままに書いているだけなのですが、これだけの皆様に読んでいただけるのは本当にありがたいことです。また、日頃いただくコメントも、管理人としては本当に励みになっております。
最近は更新頻度も落ちつつあり……っていうかそもそも読書ペースが落ちておりますが、なんとかここを最低ラインとして頑張っていこうと思いますので、今後ともご贔屓のほど何卒よろしくお願いいたします。
と、何やら年頭の挨拶みたいな雰囲気だが、ここからはいつものノリで。
本日は先頃レンタル落ちしたばかりの『RED/レッド』をDVDで視聴。監督はロベルト・シュヴェンケ、主演はブルース・ウィリス。引退して平穏な生活を送ろうとしている元CIAの腕利きエージェントが、突如、何者かに命を狙われて……というコメディタッチのアクション映画。
主人公が引退したCIAエージェントということで、やはり引退したスパイたちの協力を仰ぐのがミソ。スパイばかりか殺し屋や、挙げ句は現役当時には対立していたはずのロシア側にまでヘルプ。この爺さん婆さんの反撃が見ものである。
正直、ブルース・ウィリスのこの手の映画はほとんど何を観ても同じだし、つまらない作品も少なくないのだが、本作はけっこうまともな方ではなかろうか。
爺さん婆さんが衰えるどころか、経験を活かして若い連中にひと泡もふた泡も吹かせるところが楽しい。アクションも単に派手さをめざすのではなく、可笑しさを狙っているのが良い方に転んでいる感じ。
脇を固める豪華キャスト、モーガン・フリーマンやジョン・マルコヴィッチもいのだが、ここはあえて敵方のCIA局員ウィリアム・クーパーを演じるカール・アーバンをイチ押しにしたい。老獪な元スパイたちに翻弄されながらも最後は……という一種の成長物語にもなっていて、だんだんよく見えるから不思議。カール・アーバンってこんな上手い役者さんになったのね。
暇つぶし的映画としては上々の一作。