Posted in 05 2014
Posted
on
根津記念館「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」
本日は珍しくクルマの話から。ブログでは滅多に書かないけれどクルマはけっこう好きな方だ。ただ、気になるものをしょっちゅう買い換えてというところまではなく、まあ、いってみればスーパーカーブームの影響をもろに受けた世代なので、普通にクルマに興味があるといった程度だろう。乗っているクルマも日常のアシがほとんどである。
で、実は今月がマイカーの車検だったのだが、これまで乗っていたのはかれこれ十年以上使ってきたので、きれいに乗ろうとするといくつか修理した方がいいところもあり、どうせならというわけで新車に買い換えとあいなった。新しいクルマはシトロエンのC3というやつである。
納車されたのが先週のこと。さっそく運転に慣れるために今週はどこか遠出をしようということになった。そこで昨日ドライブしてきた先が、山梨県山梨市にある根津記念館である。
根津記念館は、鉄道王の異名を持つ実業家、根津嘉一郎の実家を保存・活用する施設として2008年に作られた。なんでこんなところを訪ねたかというと、別に管理人が鉄ちゃんだからではなく、ここで「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」という展示イベントをやっていたからである。二年ほど前に神保町の東京堂書店でも「杉本一文原画展」をやっていたが、まあ、あれに近いものである。

杉本一文氏は角川文庫の横溝正史作品のカバー絵を三十年以上にわたって描き続けた人だが、横溝作品のオドロオドロした怖さはもちろんだが、同時に併せ持つ妖しさや美しさも見事に表現し、人気を集めた。その軌跡の一部を今回、展示してあるわけで、杉本ファンには当然として横溝ファンにもたまらない催しであろう。
ただ、会場のほうは若干こじんまりとした印象で、この形でやるのであればもう少し企画色を強くして、ボリューム感も充実を図るべきではなかったか。遠方からわざわざやってきた自分のような者にすると、少々物足りなさは否めないのが惜しい。

▲パンフレットやポストカードはこちらの絵柄

▲こちらは図録。すべて1ページ1枚で大きく見せてくれると良かったのに。
なお来週6月1日であれば杉本一文氏をメインゲストに迎えてのトークイベントが開催されるので、可能な人はそちら込みで見学するのが間違いなくおすすめだろう。
近隣には富士山やら八ヶ岳やら気分をリフレッシュできる場所も多いので、日頃から殺伐とした小説に染まっているミステリファンにはぜひともセットでおすすめしたい休日の過ごし方である(笑)。
で、実は今月がマイカーの車検だったのだが、これまで乗っていたのはかれこれ十年以上使ってきたので、きれいに乗ろうとするといくつか修理した方がいいところもあり、どうせならというわけで新車に買い換えとあいなった。新しいクルマはシトロエンのC3というやつである。
納車されたのが先週のこと。さっそく運転に慣れるために今週はどこか遠出をしようということになった。そこで昨日ドライブしてきた先が、山梨県山梨市にある根津記念館である。
根津記念館は、鉄道王の異名を持つ実業家、根津嘉一郎の実家を保存・活用する施設として2008年に作られた。なんでこんなところを訪ねたかというと、別に管理人が鉄ちゃんだからではなく、ここで「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」という展示イベントをやっていたからである。二年ほど前に神保町の東京堂書店でも「杉本一文原画展」をやっていたが、まあ、あれに近いものである。

杉本一文氏は角川文庫の横溝正史作品のカバー絵を三十年以上にわたって描き続けた人だが、横溝作品のオドロオドロした怖さはもちろんだが、同時に併せ持つ妖しさや美しさも見事に表現し、人気を集めた。その軌跡の一部を今回、展示してあるわけで、杉本ファンには当然として横溝ファンにもたまらない催しであろう。
ただ、会場のほうは若干こじんまりとした印象で、この形でやるのであればもう少し企画色を強くして、ボリューム感も充実を図るべきではなかったか。遠方からわざわざやってきた自分のような者にすると、少々物足りなさは否めないのが惜しい。

▲パンフレットやポストカードはこちらの絵柄

▲こちらは図録。すべて1ページ1枚で大きく見せてくれると良かったのに。
なお来週6月1日であれば杉本一文氏をメインゲストに迎えてのトークイベントが開催されるので、可能な人はそちら込みで見学するのが間違いなくおすすめだろう。
近隣には富士山やら八ヶ岳やら気分をリフレッシュできる場所も多いので、日頃から殺伐とした小説に染まっているミステリファンにはぜひともセットでおすすめしたい休日の過ごし方である(笑)。