DVDで『トレマーズ4』を視聴。シリーズ四作目にしていまのところ最終作。監督はS・S・ウィルソン。
舞台は西部開拓期のアメリカ。ネバダ州の片田舎リジェクションにある銀鉱山で、作業員17人が死亡するという怪事件が起こった。原因を調べるため、フィラデルフィアから鉱山のオーナーであるハイラム・ガンマーがやってくるが、都会暮らしのガンマーは住民たちと心を通い合わせることができず、ぎくしゃくした関係のまま調査を始めることになる。
そして調査隊が野営した夜、一行は地中から現れた怪物グラボイズに襲われ、大半の者が殺されてしまう。何とか逃げ帰ったガンマーはプロのガンマンを雇おうと決意し、新聞広告を出すが……。

シリーズ四作目ではあるが、本作はいわゆるエピソード・ゼロ作品。シリーズのルーツを辿るお話となっており、主人公のハイラム・ガンマーはもはやシリーズの代名詞となったバート・ガンマーの曽祖父という設定である。演じるはもちろんマイケル・グロス。
しかし、過去作品の軍事オタクではなく、武器などには一切縁がない都会暮らしの優男という設定である。それが本作でグラボイズとの死闘を演じ、ここから彼の軍事オタク、武器マニアの道が始まるといってよい。
ちなみに最初はへたれのガンマーが、徐々に住民に受け入られるようになるというのは、ベタな展開ながらもシリーズを通して観ている者にはやはり感慨深いものがある。そういえばギャグも今回はほとんど封印していて、一応シリアスにドラマ性を出しているのが興味深い。
ただ、中国移民の家族がスーパーをやっていたり、町の名前が本作の終わりでパーフェクションになったりと、一作目につながる設定でファンをくすぐってくれるのは楽しい。
しかしながら全体の出来としてはまあまあか。さすがに二作目や三作目よりはいいが、モンスター映画としては並といったところ(笑)。
グラボイズが変な進化をすることなく、戦いも原点に返って実にオーソドックスな点は好感がもてるが、それだけに新味がない。まあベースは西部劇なのでそこまではっちゃけたものは難しいだろうが、グラボイズの強さがあまり感じられなくなてしまったのは困ったものである。
とりあえずこれでシリーズは打ち止めのようだが、いずれ最新SFX技術を駆使して、バリバリの「トレマーズ5」を作ってほしいものである。