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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in 06 2016

小野純一/編著『盛林堂の謎めいた本棚』(書肆盛林堂)

 昨日の記事で少し触れたが、西荻窪の盛林堂さんで小冊子『盛林堂の謎めいた本棚』をいただいてきた。無料なのに表紙は4C、八十ページもあるという豪華版である。

 盛林堂の謎めいた本棚

刊行目録の部
寄稿エッセイの部
原画の部
掲載原画リスト
盛林堂の謎めいた本棚を振り返って

 以上が目次。「盛林堂ミステリアス文庫」の刊行目録以外に、関係者のエッセイと装丁に使われた原画を収録して、「盛林堂ミステリアス文庫」の軌跡をたどる記念冊子といった趣である。
 プロの作家まで寄稿しているところがさすがだが、実は一番驚いたのは、巻末に代表の小野純一氏が書いている今後の予定である。
 あまりにすごいのでちょっと作家名だけ羅列しておくと、倉田啓明、岩田賛、岩田準一、都筑道夫、横田順彌、松村みね子、森英俊・野村宏平、山田一夫、西条八十、加瀬義雄、平井功、岡田三郎、以上。
 内容は様々だが、どれもとてつもなく魅力的である。何とこれらがすべて既に始動中であり、しかもさらに驚いたことに、このうち半分近くが年内には出る予定だという。どんだけハイペース。これでは小さな出版社も顔負けである(苦笑)。

 ともあれ古書店「盛林堂書房」としても、出版部門「書肆盛林堂」としても期待する人は多いはず。本業に支障をきたさない程度に頑張っていただきたいものである。

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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