新年明けましておめでとうございます。
本年も「探偵小説三昧」を何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今年一発目の更新である。まあ、いつものことではあるが、年末は大掃除から買い出し、おせちの準備に追われ、年が開けると酒飲んで初詣してまた酒を飲んでという怠惰な毎日なので、思ったように本が読めていない。
ただ、気になっていた映画『ボヘミアン・ラプソディ』だけはしっかり観にいく。すでにかなりいい評判は聞こえていたのだが、これが期待に違わぬ傑作でありました。

『ボヘミアン・ラプソディ』は英国の伝説的ロックバンド〈クイーン〉、そしてそのメインボーカリストであるフレディ・マーキュリーを描いた物語。管理人はコアなクイーンファンではないけれど、若い頃はアルバムは何枚か所有していたし、今でもiPhoneでベスト盤を聴いていたりする程度のファンである。
で、それぐらいのファンが観ても、というかそれぐらいのファンだからこそ、よけいハマったのかもしれない。作品内で効果的に使われる楽曲の良さはもちろんなのだが、それらの楽曲が生まれるエピソードの数々、フレディはじめメンバーたちの絆やスタッフ、家族との葛藤など、いろいろなドラマがバランスよく盛り込まれている。
もちろん二時間ちょっとの映画なので、すべてを深く掘り下げることは不可能。脚色や誇張もあるだろう。しかし、ちょうど気持ちよいレベルでそれらの要素が混ざり合い、それがラストのライヴ・エイドに向けて高まってゆく。ラスト21分の感動(ほんとはもっと短いけれど)という言葉に嘘はない。
当ブログでこういう映画をオススメして、どれだけ効果があるかわからないが、いやほんとにオススメです。