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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in 11 2020

イーアン・ペアーズ『指差す標識の事例(上)』(創元推理文庫)

 今年の翻訳ミステリで最も注目され、年末のランキング企画でもおそらくはトップを争うのではないかと思われる『指差す標識の事例』をとりあえず上巻まで読む。

 指差す標識の事例(上)

 「『薔薇の名前』とアガサ・クリスティの名作の融合」という出版社の煽りも凄いけれど、清教徒革命後の英国を舞台にした歴史ミステリ、1000ページを優に超えるボリューム、四人の語り手による四部構成、加えてそれを四人の著名翻訳家がそれぞれ担当するという座組みなど、話題性は確かに十分だ。
 とりあえず上巻までで二人の語り手が登場するが、国籍も宗教観も違うので、同じ状況でももちろん価値観も物の見方も変わる。ただ、ここまで話題になっている作品だから、そんな当たり前の仕掛けのはずもなかろう(笑)。ハードルをぐっと上げつつ、このまま下巻に突入する。


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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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