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 買い物ついでに国分寺の古本屋をのぞくと、桃源社の海野十三『深夜の市長』『 火星兵団』『地球要塞』三冊セットを発見。ちょっと迷ったものの、結局購入。これで少しはストレス発散になりそう。

 帰りはレンタルビデオ屋により、今さらながらの『ハムナプトラ』。公開当時は全然見る気もなかったのに、原題が「ザ・マミー」であることを知ってから、何となく気になっていたのだ。意外と世間の評判も悪くないし。もちろんB級エンターテインメント故に過大な期待はしていなかったので、これぐらいやってくれたら十分満足。

 本日の読了本はカレル・チャペック『長い長いお医者さんの話』。
 あのチャペックが書いた児童書で、いくつかの短編が収録されている。多少の教訓を取り入れつつもお話自体は他愛なく、大人が読んでも楽しいものばかりだが、あえていうならイチオシは表題作だろう。
 梅の実をのどに詰まらせた魔法使いの元にやってきたお医者さん。病状はすぐにわかったのだが、この評判の悪い魔法使いをこらしめるため、わざと治療が難しそうなふりをして、ほかのお医者さんまで集めようとする。そしてそれを待っている間に魔法使いに聞かせてあげる変なお話の数々。そればかりか集まってきた他のお医者さんまでが、自分の持ちネタを披露しまくるという一席。

 いわばアラビアンナイトのような構成だが、こういうところにチャペックの芸達者なところがうかがえる。やはり戯曲を書いているせいなのか、観客(読者)を飽きさせないような工夫をいろいろとやってくれるのが嬉しい。サービス精神が豊富なんだろうが、こういう姿勢を世の作家さんたちは忘れないようにしてもらいたいものです<何を偉そうに。


テーマ:児童書 - ジャンル:本・雑誌




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