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スチュアート・ウッズ『囚人捜査官』(角川文庫)
土曜日だというのにやっぱり仕事。おまけに相方が里帰りしているので、家事からペットの世話までこなしてから出勤。自分へのご褒美に、帰りにはガシガシ本を買ってしまう。
さて、少しでも積読を減らすべく読んだ本は、スチュアート・ウッズ『囚人捜査官』。
ウッズはお気に入り作家の一人で、過去に出たものはすべて読み、最新刊の『不完全な他人』ももちろん買ってある。しかし今のウッズに過大な期待をかけられないのは、ウッズファンの常識でもあるのだな。
『警察署長』や『風に乗って』、『草の根』の感動はいまいずこ。映画化狙い、ベストセラー狙い的なエンターテインメント路線爆走が今のウッズの姿。今回も冤罪で無期懲役を宣告された元捜査官が、大統領特赦を条件に、カルト教団への潜入捜査を図るという筋書きで、一気に読ませる。
いや、これが面白いんだ、腹立つことに。解説で林家こぶ平が、映画にするなら、主役はニコラス・ケイジなんて書いてるが、私ならブルース・ウィリスもよいと思うぞ。
ご都合主義的な部分もちらほら散見するが、とりあえず暇つぶしにはおすすめの一冊で。でも、やっぱりウッズには、手間暇かけて大作をものにしてほしいのだが。
さて、少しでも積読を減らすべく読んだ本は、スチュアート・ウッズ『囚人捜査官』。
ウッズはお気に入り作家の一人で、過去に出たものはすべて読み、最新刊の『不完全な他人』ももちろん買ってある。しかし今のウッズに過大な期待をかけられないのは、ウッズファンの常識でもあるのだな。
『警察署長』や『風に乗って』、『草の根』の感動はいまいずこ。映画化狙い、ベストセラー狙い的なエンターテインメント路線爆走が今のウッズの姿。今回も冤罪で無期懲役を宣告された元捜査官が、大統領特赦を条件に、カルト教団への潜入捜査を図るという筋書きで、一気に読ませる。
いや、これが面白いんだ、腹立つことに。解説で林家こぶ平が、映画にするなら、主役はニコラス・ケイジなんて書いてるが、私ならブルース・ウィリスもよいと思うぞ。
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