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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


トマス・ハリス『ハンニバル・ライジング(上)』(新潮文庫)

 『ハンニバル・ライジング』が新潮文庫で出たと思ったら、映画の予告編も急にテレビで流れるようになり、少々焦り気味。
 というのも、映画の方の感想で、ネタバレを目にする確率が一気に高くなるからである。これはまずいってんで、本日はさっそく上巻までを読み終える。

 詳しい感想は下巻読了時にまわすとして、その前にひとつだけ言っておきたいのは、なぜあんな緩い作りにしちゃうかなぁということ。
 文字も大きいし、行間もかなり緩め。しかも上下巻それぞれのページ数は250ページ前後だ。ちょっと詰めれば簡単に一冊にできるではないか。まあ、版権料がとてつもなく高いだろうから、少しでも売上げを伸ばしたい気持ちはわかる。死ぬほどわかります。
 でもなあ、版権が高ければそのまま定価に乗せてくれればいいのであって、無理矢理それをごまかすような作りにはしてほしくないのだ。角川文庫の『ダ・ヴィンチ・コード』のときもそうだったが、あまり志の低い作り方は勘弁してほしい。天下の新潮社だぜ。

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Comments

Edit

>G&Sさん
上下に分けるのは別にいいのですが、要は程度問題ですよね。
京極さんの場合もちょっと困りますが(苦笑)、
でもあれは、作り手の強い信念のようなものを感じますから、個人的にはOKです。

あと、意外なラストってほどではないです。
勘のいい人なら十分に予想できる範囲ではないでしょうか。
それでも予告なしのネタバレはやっぱり楽しみが減りますからねぇ。
ネタバレ予告なしの記事が多かったのは、けっこうショックでした。

Posted at 23:53 on 04 20, 2007  by sugata

Edit

上と下

ああいうのほんと不思議ですねえ。日本の出版社は上下巻とか分けるのが好きな気がする。対して外国のペーパーバックは分けない傾向が強い。巻物の文化と聖書の文化の違いかなあ。かと思えば京極さんみたいに、サイコロみたいな分厚い本に無理矢理まとめるところもあるし(笑)。『ハンニバル・ライジング』、そうですか、意外なラストなんですか。。。 ネタバレに遭遇する前に文庫本読もうかな(自分がネタバレ記事書こうと思ってたんだけど)。

Posted at 22:39 on 04 20, 2007  by G&S(少佐)

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sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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