西村寿行氏が亡くなったらしい。
一般にはバイオレンス&セックスが売りの娯楽小説の書き手と思われているのだろうが、まあ実際そのとおりである。ときには社会派や動物小説、パニック小説の書き手として取り上げられることも多いが、逆にそちらばかりのイメージで語っては、西村寿行の神髄には触れていない気がする。これを機に氏の作品に触れてみようかという人は、ヘタに選り好みせず、バイオレンス&セックスという西村寿行の転機ともなったファクターをこそ堪能すべきかと思う。読ませる力は一級品であり、硬質な文体も相まって、腹にズシンと響くような読後感をもたらせてくれるはずだ(でも、やっぱり最初は『犬笛』あたりが無難かな)。ーー合掌。
いきなりといえば、新樹社からマージェリー・アリンガムの『クロエへの挽歌』が出てビックリ。ネットで確認すると、確かにもう発売されているではないか。新樹社は一時期完全にミステリから撤退していたと思っていたが、『スリープ村の殺人者』の例もあるので油断ならない。果たしてこれは、以前の企画を残さず全うするということなのだろうか? それとも今後も長く細くではあるが続ける予定なのだろうか?
土日は久々にぼーっと過ごしつつ、DVDで『マリー・アントワネット』を観賞。
いやいや噂には聞いていたが、こういう撮り方をしていたのか。ここまでマリー・アントワネットの青春時代のみをとりあげ、後生の深刻な部分を一切シャットアウトしていたとは思わなかった。しかも同時代の庶民の生活なども一切無視し、あくまで見せるのはマリー・アントワネットの半径数メートル。豪華な映像とポップな音楽が花を添える。
さすがに賛否両論あったみたいだが、個人的にはまったくOK。歴史を扱う映画が娯楽に徹してはいけないということはないし、実際この映画と大差ない観点で暮らしていた人間も多いはず。確かにこういう歴史映画ばかりだと困るかもしれないが(笑)、これもまた歴史の一部であることを思うと、それなりに意義はある。
なお、音楽が80年代UKロックというのはナイス。特にフェルセンとのベッドシーンが、Adam Antの「Goody Two Shoes」でスタートしたのはとりわけ印象的であった。
一般にはバイオレンス&セックスが売りの娯楽小説の書き手と思われているのだろうが、まあ実際そのとおりである。ときには社会派や動物小説、パニック小説の書き手として取り上げられることも多いが、逆にそちらばかりのイメージで語っては、西村寿行の神髄には触れていない気がする。これを機に氏の作品に触れてみようかという人は、ヘタに選り好みせず、バイオレンス&セックスという西村寿行の転機ともなったファクターをこそ堪能すべきかと思う。読ませる力は一級品であり、硬質な文体も相まって、腹にズシンと響くような読後感をもたらせてくれるはずだ(でも、やっぱり最初は『犬笛』あたりが無難かな)。ーー合掌。
いきなりといえば、新樹社からマージェリー・アリンガムの『クロエへの挽歌』が出てビックリ。ネットで確認すると、確かにもう発売されているではないか。新樹社は一時期完全にミステリから撤退していたと思っていたが、『スリープ村の殺人者』の例もあるので油断ならない。果たしてこれは、以前の企画を残さず全うするということなのだろうか? それとも今後も長く細くではあるが続ける予定なのだろうか?
土日は久々にぼーっと過ごしつつ、DVDで『マリー・アントワネット』を観賞。
いやいや噂には聞いていたが、こういう撮り方をしていたのか。ここまでマリー・アントワネットの青春時代のみをとりあげ、後生の深刻な部分を一切シャットアウトしていたとは思わなかった。しかも同時代の庶民の生活なども一切無視し、あくまで見せるのはマリー・アントワネットの半径数メートル。豪華な映像とポップな音楽が花を添える。
さすがに賛否両論あったみたいだが、個人的にはまったくOK。歴史を扱う映画が娯楽に徹してはいけないということはないし、実際この映画と大差ない観点で暮らしていた人間も多いはず。確かにこういう歴史映画ばかりだと困るかもしれないが(笑)、これもまた歴史の一部であることを思うと、それなりに意義はある。
なお、音楽が80年代UKロックというのはナイス。特にフェルセンとのベッドシーンが、Adam Antの「Goody Two Shoes」でスタートしたのはとりわけ印象的であった。
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

